八頭町落岩の檀家さん宅で法事をお勤めした。車で到着し後部座席から袈裟衣の入ったカバンを出そうとしたら、ない・・・。え~うそ~と思いながら記憶をたどると、玄関までは持っていたのにその後の記憶がない。案の定その後、「カバンは玄関に、お財布と手帳は台所のテーブルの上にあります」という奥さんからのメールが届き・・・。
という事で、申し訳なかったが、着て行った法衣のまま法事をお勤めさせて頂いた。
後席の時正直に、「すみません、実は衣を忘れまして~」と言っていると、親戚の方が、「おしょ~さん、言われんかったら分かりませんのに~」と。フォロ~!?して下さった。家に帰ったらフォローはあり得んなぁと思っていたが、案の定・・・。逆フォロ~が・・・。
床の間にお施主さん夫婦の金婚式の表彰状が飾ってあったのでよく見てみると平成9年のものだった。という事は今年で64年という事になる。元気なお二人に接しながら、衣を忘れた私はちょっと恥ずかしかった・・・。いや、かなり恥ずかしかった。
後席で頂いた大きいおばあちゃん手作りの、フキとタケノコの料理と、これまた手造りのコンニャクがとても美味しかった。今日は92歳で旅立たれた方の法事だったが、昔はこういう食べ物を毎日食べておられたから元気でおられ、”忘れ物も少なかった”んだろうな~と思った。
あまり表に出ませんが、皆さん結構忘れ物をされているらしいです。私も衣や念珠を忘れたことがありました。市内だったので何とか取り寄せましたが、ハラハラものでした。ある方は県外で履物を忘れたことに気付き、現地調達されたらしいですが数万円かかったそうです。これからは予備を一式車に積んでおくことにしましょうか?
私の忘れ物は結構表に出て・・・。実は現在行方不明なものが数点あります・・・。
でも、まだ忘れている事を忘れていなければ大丈夫かと・・・。
備えあれば憂いなしという事ですね(^◇^)