愚息がお坊さんの資格を取るための修行に行く為に必要なお経の試験があり、岡山市内の太然寺さんに連れていった。私達の時にはなかったけど、あったら合格していただろ~か・・・。
もっとも、私達の頃はどっかのお寺で小僧生活をしながら学校へ通う事が多く、実践の場に立っていたので、試験などしなくても大丈夫な事が多かった。私が大丈夫だったかは、定かではないけど・・・。
14名の沙弥(しゃみ。お坊さんを志す人)の初々しい姿を見ながら、”初心忘るべからず”だと思った。
この『初心忘るべからず』という言葉には、世阿弥が晩年に『花鏡』という書物の中に書いた言葉で、初めての時を気持ちを忘れるなという事だけではなく、初めの頃にかいた恥を忘れるな、どうやって試練を乗り越えていったかを忘れるな。という思いが込められているとの 事。心したい。だがしかし、”忘れるな”どころか、都合の悪いことは、すぐに忘れて・・・。
『初心忘れるべからず』どころか、かえってブログを更新しようとパソコンの前に座ると、なんとスイッチが入りっぱなしになっていた。何時からだったろうか・・・。