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12月18日(日) 谷川さんと糸井さん

2011年12月18日コメントをどうぞ

夕べ、梨花ホールで行われた、『野の花診療所10周年記念「近くを語り合う」糸井重里+谷川俊太郎+谷川賢作(ピアノ)』を聞きに行った。

谷川俊太郎さんの息子賢作さんがピアノで弾く「鉄腕アトム(谷川俊太郎作詞)」の調べに乗って登場し、糸井さんの、「歳をとると、自分の喜びが嬉しく無くなるんですよね、人の喜びが嬉しくなるんですよね」という話に谷川さんが、「私も同感です」と答えられトークショーが始り、あっという間の2時間だった。

そんな中で、”言葉のプロ”であるお二人の、「言葉は信用ならないんですよね」という言葉が印象に残った。3月11日の大震災のコメントをメディアから求められたびに、「黙りこむ事も自分の気持ちなのに、なぜそんなにメディアは言葉を求めるのか。実際社会の中での言葉の存在感は信用できないんですよね」と話されるのを聞きながら、”言葉のプロ”だからこそ、出た言葉だと思い、言葉の大切さが伝わって来て、常日頃の軽はずみな言動が多い私としては反省を促されているようだった・・・。

最後に、80年前の一昨日私はこの世に誕生しましたという谷川俊太郎さんに花束が贈呈され、素晴らしい講演会は幕を閉じた。

谷川俊太郎さん作詞の『鉄腕アトム』の中の、「七つの威力」という歌詞が気になり調べてみたら、

①ジェット噴射で空を飛ぶ
②十万馬力のパワー
③聴力が人間の一千倍
④目がサーチライト・カメラ
⑤お尻からマシンガン
⑥60カ国の言葉を理解できる・どんな難しい計算も一秒で解ける
⑦人の善悪を感じることができる

と言う事だった。ジェット噴射で空を飛ぶ事は出来なくても、「人の善悪を感じる事」は出来るかもしれない・・・。まずは、人の喜びを嬉しく感じたい。

梨花ホール

 

チラシ

 

 

 

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