*お盆が近づいたので、『送り迎え』のお話しを 🙂
昔は、ご先祖様に家や田畑を見守って頂きたいという思いからお墓を家や田畑が見える山の上に建てる事が多くありました。
そんな状況の中、御先祖様をお迎えに行く時は、ちょうちん(盆提灯)を持ってお墓に行き、お墓のロウソクの火をちょうちんに移し、「私達が道案内しますからお家に帰りましょうね」と火を消さないように家に帰り、家に祀った精霊棚のロウソクにちょうちんで持ち帰った火を移し、「どうぞお帰り下さい」と御先祖様を迎えました。
送る時は、逆の事をして送りました。それが、家とお墓が離れ、提灯を持って歩けなくなったので、玄関先で迎え火、送り火を燈し、御先祖様にその灯を目印に帰って来て頂くようになりました。迎える時は、早く帰って来てほしいので馬🐴に見たてたキュウリに乗って、帰る時は名残惜しいので🐄に見たてたナスに乗ってゆっくり帰って下さいねという気持ちを込めキュウリとナスに足をつけてお供えしました。
今の子供さん達に馬とか牛とか言ってもなかなか分からないと思います。なのでお墓から家に帰って来る時用にミニカー🚙を、送る時はゆっくりですから自転車🚴を置けば形は変われど気持ちは繋がっていくのではないかなぁと思います。
日本人は、姿が見えない方に対して気持ちを込めやすくする為に、具体的な状況を設定してお盆行事を営んできたという事です。
この気持ち大切にしたいものだと思います 🙂
有り難く説法拝聴した後であのポーズ完全に抜けました。
都住職です!
有難う御座います。
抜ける事も時には大切だと思います( ;∀;)
という事に。