*昨日参加した、二階町にあるコミニティー食堂ビーンズさんでの『有頂天クラブ 異業種交流会』は面白かった。
お医者さん、整体師さん、農場経営者、商店主さん、神主さん、などなど各分野で活躍しておられる方々とお話しをしていると面白いし勉強になる。
先日のお坊さんの会議(布教師会)で会長さんから、「予算の関係もあるし、講師先生の心当たりもありませんし、今年は研修会は考えておりません。一年間熟慮して講師の先生を探して来年出来たら良いと思います」という話が出たので、「坊さんが一年間も熟慮しているうちに、世の中はドンドン変わって行くんです。一年間も熟慮している暇はありませんよ」と偉そうに発言していたが、異業種交流会に出ていると、全員が講師の先生になりうると思った。
そう言えば、布教師会で以前、「そこら辺を歩いている、おばちゃんとか高校生を呼んで来て、我々お坊さんをどう思いますかぁと尋ねたらいいんじゃないですか、そうしたらその方々は立派な講師先生です」などと、これまた偉そうに発言した事も思い出した。
とにかくお坊さんはお寺にじっとしていてはいけないと実感した。奥さんからはいい加減にして下さいと言われそうだが・・・。(*^。^*) 自分では良い加減だと思っている・・・。
*今日は、84歳で旅立たれた男性のお葬儀を葬仙吉方ホールにてお勤めした。
司会の女性が開式のナレーションが素晴らしかった。「今、エレクト―ンの生演奏をさせて頂いています。音楽がつなぐ心が、故人様と皆様との心のかけ橋となるようお聞きいただければ幸いで御座います」との言葉から始まり、故人の84年の御生涯を称える分かりやすい言葉がなんとも穏やかな雰囲気をかもしだしていた。
そんなナレーションが醸し出す雰囲気を大切にしながら、入場し式をお勤めさせて頂いた。と自分では思っているが、どうだったろう・・・。
最後の挨拶で喪主の御長男さんが、「父は職人として、自分の仕事に自信を持っている職人でした。私達も自信を持てる人生を送ってゆきたいと思います」と話される言葉にも感動した。
お寺参りの時に、故人は腕の立つ建具職人さんで、学成寺の建具のほとんどは、故人の手に作られている事をお話しして、「お姿にまみえる事は叶わなくなりましたが、故人の匠の技はずっとお寺に生き続けていきます」などとお話しをさせて頂いて、お葬儀を締めくくった。
*という事で、これから明日修行を終える愚息をむかえに、総本山の山梨県身延山へ車で出発!