*お彼岸の中日が『22日』になったのは、なんと116年ぶりとの事らしい。太陽の周りを回る地球の公転と暦にズレが生じる為との事。地球の公転は365日と6時間で、6時間の誤差を修正する為に4年ごとに閏年を設けてあるわけだし、なんともスゴイ事だ。
お彼岸を機に人間の心のズレも修正できたらいいのだけれど・・・。
*今日は、昼と夜の長さが同じで片寄らない日。それをお釈迦様の片寄らない考え方や行動は生き易く生きる為の最善の方法ですという”中道”という教えに重ね、これも片寄らないよう前後三日ずつで一週間。気候も良くなり、人間の頭も冴えるこの時期に、片寄りを修正しましょう。と言うのがお彼岸。丁度交通安全週間が始まっているが、お彼岸は『生き方を考える教化週刊』と言う事だ。
人間界も自然界もバランスが崩れたと思える事の多い昨今。もはやお墓にお参りし、「お彼岸が終わりました」などとのんきな事を言っている場合では無い。のだけれど・・・。
午後1時半から『お彼岸法要』をお勤めし、「バランスの崩れる原因は、自分の都合の良いように伸び縮みする物差しで物事を測る為です。そんな物差しでは、その時は良いかもしれないが、後になると・・・」などとお話しさせて頂いた。だかしかし、かくいう私の物差しも、かなりの伸び縮みが・・・。
夕べのスポーツニュースを見ながら、「ビールは、かけるものではない。飲むものだぁ」と、バランスの崩れたチームのバランスの崩れたファンのつぶやきが・・・。何事もひとたび崩れると修正は難しい・・・。