*晩年の9年間を山梨県の身延山ですごされた日蓮聖人は、9月の下旬に千葉県にある御両親のお墓参りと、自ら”やせやまい”と言われた胃腸の病気を癒す為、常陸の湯(今の茨城県)での湯治を目的に山を降りられ、約10日間をかけて多摩川を渡り池上宗中公の屋敷(今の東京都大田区池上)に到着される。
そしてその地で、「九ヶ年が間、心安く法華経を読みし山なれば、墓をば身延の山に建てさせたまえ、日蓮が魂は未来歳までもこの山に住むべくそうろう。日蓮の教えを請う者は、この山を元として参るべし」という遺言を残され、731年前の今朝8時ごろご臨終をむかえられた。おん歳61歳の波乱万丈の一生だった。
という事で、今日は日蓮聖人の御真骨を安置される馬場町の芳心寺さんの『お会式』法要に出仕した。
法要後、衣をたたみながら、長老のK龍院さんが大きな声で、「どっこいしょ~ォ」と言われた後で、「やっぱり歳には勝てませんな~」と。つかさず私が、「ほんと歳と、奥さんには勝てませんよね~」と・・・。いったい、何には勝てるんだろう・・・。