*今日は、師父の祥月命日(平成10年4月30日)という事で。母と奥さんと三人で墓前でお経を読んだ。お経を終えた時、後ろにいた母が、「なんだぁ~、衣の裾がほころびとるが、嫁さんもらわなにゃ~いけんがぁ~」と。「そうだそうだ~」という事で、珍しく三人の意見が合った・・・。
毎月の命日は1年に12回。そして一年に一回めぐって来るほんとうの命日を祥月命日という。亡くなられた日を”命の日”と書いて命日というが、以前「命の日と書くんですから、むしろ誕生日を命日といった方がいいんじゃないですかね」と言われた方があった。
確かにそれもそうだなぁと思ったが、昔の人は、命を締めくくった一番厳しい日をあえて命の日と書いて命日と呼び、その日をむかえるたびに尊い”命”の事考え、いろんな事を祥(さいわい)に変えていくんだって事で、祥月命日とよんだとの事。なるほど~と思う。祥(さいわい)に変えていきたいと思うが、衣の裾がほころびているようでは・・・。