*午前中お彼岸のお経を3軒お勤めしたあと、11時から葬仙さんのホールで97歳で旅立たれた女性のお葬儀をお勤めした。
97歳の齢(よわい)を数える事はなかなか叶わぬ事。大往生で娘さんや孫さん曾孫さんにおくられたおばあちゃんは幸せだったと思う。寺参りから帰られる時、曾孫ちゃんが曾おばあちゃんの御遺骨をしっかりといだいて帰られる姿が微笑ましかった。曾おばあちゃんは喜んでおられた事だろう。
客殿に活けてあるお花が目にとまったお施主さんが、「これはどなたが入れられたんですか。静かないいお花ですね」と言われるので、「お花はみんな母が活けてるんです。母もお花みたいに静かだったらいいんですけど~」というと・・・みんなで大笑い。
八坂の斎場からの帰り道、いつかは皆がここから帰れなくなるんだなぁ~と思いながら、元気に斎場から帰る事ができる有難さをかみしめながら車を走らせた。