*米子市寺町の実成寺さんの、89歳で御遷化(ごせんげ・坊さんが亡くなる事をいう)された前住職の本葬儀に参列させて頂き弔辞を読ませて頂いた。
厳しい時代の中、御苦労を重ねられたお上人だったが、そんな体験をユーモアあふれる言葉で語られ、笑いの中にも喜怒哀楽・悲喜こもごもが見え隠れするお話しをされ、檀信徒さん方に接しておられた方だった。そのようなお姿を偲びながら弔辞を読ませていただいた。緊張感のあるとても厳かな素晴らしい法要(本葬儀)だった。
式の終わりに遺弟である現住職の山崎恵央上人が、子供の頃の師父上人との思い出を語られ、お寺に来られましたら、ひとりになった母に声をかけてやって下さいとお母様にねぎらいの言葉を届けられ、御礼をのべられて、最後は和やかな温かい雰囲気で本葬儀は幕を閉じた。