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7月31日(日) 心が復興しないと・・  

2011年07月31日コメントをどうぞ

夕べ、御近所の方が出演されるというので、鳥取駅前風紋広場の「青い鳥コンサート」に行った。4回目となる今回が最終回との事で、フィナーレではみんなで「上を向いて歩こう」を大合唱して今年の「青い鳥コンサート」は幕を閉じた。

上を向いて歩こう の大合唱

ピアノソロに、三味線と和太鼓のデユオ、ダンスチームにヘビーメタルバンドまで多種多様な出演者たちの演奏は面白かった。トリを飾ったヘビーメタルバンドGrand Forceは地元では有名なバンドとの事で、ディストーションの聞いた重厚なギターに突き抜けるようなボーカルがからみ見事なステージだった。頭を金髪に染めたボーカリストさんが、「僕らに出来る事は音楽です。音楽を通じて震災の復興に役立ちたい。心が復興しないと、本当の復興とは言えません」と良い事を言っていた。心の復興にこそお坊さんが関わらなければいけないのにと思いながら、へたなお坊さんよりも良い事をいうなぁと思った・・・。

ヘビメタバンドのグランドフォース

今日は、午前中一周忌と初盆の供養を勤め、午後は自宅での初盆の供養を勤めた。一周忌では、お戒名が「蓮臺院(れんだいいん)ですが、これは蓮の台の上に乗る事をお釈迦様の教えの上に生きる事に譬えた言葉で”一蓮托生”に繋がる言葉です」などお話しした。そもそも”一蓮托生とは”みんなが一つのハスの上に生まれイキイキと仲良く生きましょうという意味の大変良い言葉だが、どうも本来の意味とは違う変な意味で使われてしまっている。残念な事だ。

午後お経に伺った檀家さんで、幼稚園の可愛い女の子さんから、「お葬式の時の服はなんで黒なんですか~」と尋ねられた。「昔は白だったんですよ。でも飾らない地味な色なので黒になったみたいだよ」と答えたものの、心配になりかえって調べてみた。案の定・・・。元々白だった事には間違いなく、確かに時代劇に出てくる切腹シーンなどは白装束だ。どうやら白が黒になった根拠はあいまいで、第二次世大戦で戦死者を送る葬儀が増えた為に、汚れやすい白ではなく、汚れが目立たない黒い喪服が平待ったらしい。勉強になった・・・。

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