*大祥忌(3回忌)の法事をお勤めしました。
法要後に「1周忌がいろんな事を先ずは小さな祥(さいわい)に変えていく。そして3回忌は更に大きな祥(さいわい)に変えてくという思いが込められ大祥忌ともいうんです」という話に始まり、今日の日は故人を通して身の回りにある沢山の祥(さいわい)に気付かせて頂く日です。そして、身の回りの祥(さいわい)に”気付く”きっかけ”は沢山あると思いますという話から『岡本おさみ』さん作詞の『襟裳岬』の歌詞の話をさせて頂きました 🙂
♬北の街ではもう悲しみを暖炉で燃やし始めてるらしい♬生きていると持って行き場のないようないろんな悲しみってありますよね。それを暖炉で燃やしたい、燃やせたらいいですよね。北の街の寒さを心の寒さにも重ねているのかもしれませんね。
♬訳の分からない事で悩んでいるうち老いぼれてしまうから♬生きていると悩みは尽きないんですけど、悩んでばかりいると良い事はないものです。確かにその通りでドキッとしますよね。
♬黙り通した年月を拾い集めて暖めあおう🎵言葉に出来ない、言葉にすることが怖い思いも沢山あるものです。そんな思いを拾い集めて暖めあう。素晴しいですよね。
♬襟裳の春は何も無い春です🎵これは物が何も無いのではなくて、何事もなう普通に過ぎていく日々の有難さを表しているんですよ。
普段気付かずにいる事に気付くそんなきっかけとなりうる心温まる素晴らしい歌ですよね。この歌詞を書かれた岡本あさみさんは米子市出身の方で、もうすぐ米子市公会堂に岡本おさみさんお音楽記念碑ができるんでしすよなどとお話しさせて頂きました。
最期に「今日は故人への思いを沢山語り合い暖めあって下さいね」とお話しして供養を終えました。御宝前に飾られた遺影が「今日はみんな沢山集まってくれてありがとね~。みんな元気でがんばってね~」と言っておられるようでした。