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 2月11日(月) 一杯の砂糖湯

2013年02月11日コメントをどうぞ

*昨日、昨年の11月1日から千葉県市川市にある法華経寺で行われていた100日間一日七回の水行を行う『日蓮宗大荒行』が終わった。私が修行したのは昭和57年度だったのであれから早数十年・・・。

その時、年配の修行僧さんが、「ここの修行場にいれば、寒さと空腹と足の痛さを我慢していればいい、世間にいると様々なしがらみが・・・。ここほど楽な所はない」と言っておられたのを思い出す。その時はそんな事はないと思っていたが、年々その言葉が重くなり・・・。今や毎日が家庭内荒行で・・・。

修行中御本尊様に、朝一番のお茶をお供えする当番になった時、普段は入れない炊事場に入り、回りに人がいないのを確認し、こそっと茶碗に砂糖を一つまみ入れてお湯を注いで飲んだ時、暖かくて甘い砂糖湯に、世の中にこんな旨いものがあったかと思った。ほんとにそう思った。

そんな事を思いだして、台所で砂糖湯を飲んでみたが、美味しくない。これは幸せな事なのだろうか・・・。

*先日テレビ番組で吉田拓郎さんと沢田研二さんの対談番組があった。吉田拓郎66才、沢田研二64歳・・・。拓郎さんは自分が若い頃にそうとう年寄りだと思っていた年代になってみて、あらためて自分の軽さに愕然としていると言うような事を喋っていた。大人は嫌いだ、おれは大人にはなりたくないってな事を言っていた頃の拓郎さんがなつかしい。沢田研二さんは、一瞬小室等さんかと・・・。でも、ふたりとも今尚若い!

私も、自分の軽さに・・・。

吉田拓郎&沢田研二

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