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11月24日(日) がらんどう

2013年11月24日コメントをどうぞ

*若桜町の蓮教寺で大祥忌(3回忌)の法事をお勤めした。

故人が亡くなられる1か月ほど前に生まれた曾孫さんが本堂を動き回られ、愛嬌をふりまく可愛い姿が何よりの供養だったと思う。

*蓮教寺は536年の歴史がある由緒あるお寺で私は第34世住職(代務住職)になる。34人の住職の中には総本山身延山久遠寺の住職が3人も蓮教寺の歴代住職に名を連ねていて、私がなれば4人目・・・だが・・・そのような事はまったくありえないので、昔はいかに栄えたお寺だったかが伺われる。

蓮教寺での寺子屋が若桜小学校の前身との事で、近年にあっても地域の中で様々な役割を担っていた事も伺われる。だがしかし、お檀家数が少なくお寺の維持管理が困難を極め、先々代住職が遷化(亡くなる)されて以来50年になるが、その間学成寺の住職が代務住職としてお勤めさせて頂いている。

開創当初は、七堂伽藍(しちどうがらん・お堂が七つ)が備わっていたそうだが今や、一堂伽藍。がらんとしている・・・。

そもそも伽藍(がらん)とはお坊さんが集まり修行する場所の意味で、お寺の建物などを伽藍堂と言うようになったが、お寺のお堂は広くて人があまりいない事から、建物の中に人や物が入っていない事を『がらんどう』というようになった。

頭の中も『がらんどう』にならないように気を付けたい・・・。

がらんどうの・・・

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