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12月13日(金) 輪(りん・わ)

2013年12月13日コメントをどうぞ

*2013年の世相を表す「今年の漢字」に『輪』(りん・わ)が選ばれたニュースを見て、これは素晴らしい字が選ばれたと思った。

揮毫された清水寺の森清範貫主が「大勢の人が譲り合い支え合うのが『輪』の精紳。震災復興に向けて輪の繋がりは大切だ」と語られたという記事を見て、これまた素晴らしいと。

『輪』は、『輪円具足大曼荼羅御本尊』の”輪”。

小さな輪(わ)が、円を描くように集まり繋がりあっている状態を『輪円具足』といい、姿形・考え方・役割の違う者が『輪』(わ)をつくり、それがさらに円を描くように丸く繋がり集まり、お互いが足らない所を補い合いながら共存共生・共存共栄している姿を現す。

御本尊の事を『曼荼羅』(マンダラ)というが、マンダラとはインドの言葉で「集まる」という意味。なので、「みんなが集まって仲良くしましょう~」というメッセージを伝えるのが『曼荼羅』(マンダラ)。

家庭や学校さらに世の中の理想の姿という事になる。

2020年の東京五輪、パラリンピックの開催や自然災害への支援の輪が広がった事が主な理由との事だが、来年以降、森清範貫主が言われるように、人と人とが譲り合い支え合う輪が仲良く広がればいいなぁと思う。

まずは家庭内の『輪』を・・・。

森清範貫主

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