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 8月20日(金)ゴーヤが

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*今日は、本来だと同じ町内の長栄寺さんの『お盆施餓鬼法要』の日だった。

*ゴーヤが境内の金木犀の木の上までゴーヤが伸びているので奥さんが梯子に登り様子を見ると、なんとまっ黄色になった超特大のゴーヤが収穫された。物差しで測ってみると40センチ 🙄

よくぞここまで、はじけずに大きくなったものだ。もはや食べれそうにないのでしばらく玄関に飾る事にした 🙂

しかし長年ゴーヤが生っているけど、こんなのは初めてだった 😯

ビックリ!

ビックリ!

なんと40センチもある

なんと40センチもある

 8月19日(木)メル・ブルー

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*今日も本来ならば、お盆施餓鬼ウイーク真っただ中で馬場町の本慈院さんの『お盆施餓鬼法要』だった。

*ずっと食べたいと思っていたお檀家さんでもある、鳥取のお菓子の有名店『ボンヌ・ノノ』さんの夏季限定『メル・ブルー』をようやく食べる事が出来た 🙂

見た目も爽やかだが、食べると更に爽やかでとっても美味しかった👏

梅雨のような天気が続く中、しばし爽やかなひと時だった 🙂

メル・ブルー

メル・ブルー

 8月18日(水)楠

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*今日は例年だと10時から馬場町の芳心寺さんの『お盆施餓鬼法要』だが、出仕は中止。

今日も雨の止み間を見ながら境内の掃き掃除をした。

*境内の2本の楠の葉っぱは例年だと4月から5月にかけて古い葉が落ちて新しい葉に替わるのだけど、今年は8月だというのに葉っぱが落ちてきて大変。気候も、自然も、人間界もバランスが崩れたと思える事ばかり 😥

元はと言えば人間が・・・。

掃き掃除

掃き掃除

境内の2本の楠

境内の2本の楠

 8月17日(火)精霊送りも中止

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*例年だと今日から市内日蓮宗寺院の”お盆施餓鬼法要ウイーク”が始まり午前中は弥生町の本浄寺さん、午後は馬場町の完龍院さんの『お盆施餓鬼法要』だったが、今年も去年に続きコロナ禍により出仕は自粛し、それぞれのお寺のみで営む事に。

いつもだと、法要後にお盆経の労をねぎらいながらお昼ご飯を御馳走になり、ほっとしたひと時を過ごさせて頂くが今年はそれも出来ず。😢

*毎年15日に鳥取市仏教会で営まれてきた『精霊送り』は今年は規模を縮小して感染対策の元執り行われる予定だったが、ここのところのコロナウイルス感染拡大を受けて仏教会の執行部のみで法要が営むものの市民の方のお参りは自粛して頂く事となり、これまた寂しい精霊送りとなった😢

この行事も戦後まもなくからずっと続いてきた恒例行事だけど、この状況下では仕方がない😢

鳥取の夏を彩るしゃんしゃん祭りも、花火大会も中止💦

ほんとに寂しいお盆が終わった。

ポスター

ポスター

お参りお断りのハガキ

お参りお断りのハガキ

 8月16日(月)お盆施餓鬼法要

2021年08月16日2件のコメント

*若桜町の蓮教寺で『お盆施餓鬼法要』をお勤めした。

コロナ感染対策の為、お参りは自粛頂き、私のみでのお勤めとなった😢

元々施餓鬼法要はお参りが少ないが、だれもいないというのはさすがに寂しい😢

でも仕方がない。

コロナ禍と大雨で大変だった今年のお盆が終わる。お墓にお供えしたお花やお供えは片づけて綺麗にしてお盆を終えたいものだ。

蓮教寺本堂

蓮教寺本堂

御宝前

御宝前

お参りのない本堂

お参りのない本堂

本堂正面

本堂正面

 8月15日(日)終戦記念日

2021年08月15日2件のコメント

*本来なら若桜町の町を歩いてお盆経をお勤めする日だが、お盆経はコロナ禍で自粛中止💦

午前中若桜町で蓮教寺のお檀家さんの初盆経を一軒お勤めし、蓮教寺で平和の鐘を鳴らしてかえって来て、学成寺本堂でお盆のお経をお勤めした。

平和の鐘

平和の鐘

*今日は76年目の終戦記念日。

毎年この日を迎えると、生前に師父が語ってくれた話を思い出します。師父が学生の時に呉の海軍工廠で、片道分だけの燃料を積んで飛び立って行った戦闘機をやりきれない気持ちで見送ったという話です。

以前宗門の総本部で『宗門の戦後70年余を振り返る』という会議に出席していた時の事です。時の政治がどうのこうのという話になり、みんなが目を引き攣らせて自論を述べ始めました。いたたまれなくなった私は挙手して「今、皆さんとても怖い顔をしておられます。坊さんが政治がどうのこうの言ってもしょうがないと思いませんか。かって僕達は戦争を知らない子供達だけど、その悲しい現実を受け止めて繰り返す事のないように明るく元気に生きて行くんだという思いを込めた『戦争を知らない子供達』というフォークソングがありました。🎵青空が好きで〜花びらが好きで〜いつでも笑顔の素敵な人なら〜誰でも一緒に歩いて行こうよ〜綺麗な夕陽が輝く小道を〜僕らの名前を覚えてほしい戦争を知らない子供達さ🎵」と歌詞を述べて「私達坊さんの役割は、この歌詞のようにみんなが笑顔で明るく暮らせる日を過ごせるように手助けさせて頂く事ではないでしょうか、そしてどうしたらその役割が果たしていけるのかを考えるのが今日の会議の本当の意味じゃないんですか」と自分事を棚に上げて発言してしまった事を思い出す。

そのうちお坊さんの会議は出禁になるかも 😛

今日は、お盆最終日でもあり、終戦記念日でもありとても大切な日だ。

 8月14日(土)お盆

2021年08月14日2件のコメント

*NHKラジオの『子供科学相談室』の子供さんの素朴な質問は毎回とても勉強になる事が多いです 🙂

質問する子供さんも素晴らしいけど、分からない事はしっかりと分からないと答える先生も素晴らしいと思いました👏

そして、この先生の言っている事はお釈迦様の仰った事と同じです👏

素朴な質問

素朴な質問

*今日も午前中初盆のお勤めに出かけ、午後は本堂で息子とお盆のお経をお勤めさせて頂きました。

昨日から降り続く大雨の影響か、お墓参りも少なくとても静かで寂しいお盆となってしまったなぁと😢

降り続く大雨による被害が出て大変な事になって来ている状況をニュースで見ながら、コロナ禍といい、大雨といい、神様・仏様・お天道様がこの厳しい状況になっているのに、まだ分からんかと怒っておられるように思えてならない。そんな思いがする今年のお盆です 😳

二人でお勤め

二人でお勤め

 8月13日(金)お盆

2021年08月13日2件のコメント

*今年は去年に続きお盆のお経は自粛・中止させて頂いているが、初盆を迎えられたお檀家さんのみお経に行かせて頂いています。

伺ったお檀家さんで、毎年手作りの美味しいコーヒーゼリーを出してくださっていたお母さんが初盆になられ、今年は娘さんが後を継いで作られたコーヒーゼリーを御馳走になった。心温まるほんとに美味しいコーヒーゼリーを食べさせて頂いた。

心暖まるコーヒーゼリー

心暖まるコーヒーゼリー

みんなで

みんなで

午後は本堂にてお盆のお経を副住職の息子のお勤めさせて頂いた。

本堂でお盆のお勤め

本堂でお盆のお勤め

 8月12日(木)盂蘭盆の事

2021年08月12日2件のコメント

*いよいよお盆を迎えるので、『お盆ってなに!』

*お盆は7月15日がその由来となった日です。なので今も関東地方では7月に営まれています。鳥取などで多くの地方では7月は農繁期なので月遅れの8月に営まれるようになりました。

昔インドに、自分勝手な行いはやがて自分の元に帰って来て逆さまに吊るされたような大変な苦しみを受ける事になりますよという戒めの言葉『ウランボン』という言葉がありました。

その言葉が日本に伝わり漢字が当てられ『盂蘭盆』(うらぼん)となりました。

なので、何故そのような苦しみを受けるような事になったのかを省みて、どうしたら苦しみを受ける事なく暮らせるかを考える機会が『盂蘭盆会』という事になります。

気候変動やコロナウイルスなど大変な状況下にある私達人間は、まさに『盂蘭盆』の状態になっていると言えます。

そして、お盆といえばお釈迦様の弟子の『もくれん』さんの話が知られています。

お母さんを亡くし悲しみに暮れた“もくれん“さんは、自分だけが持っていた不思議な能力を駆使してお母様が何処にいるのかと一生懸命探します。優しい母だったからきっと仏様の側で優しく自分達を見守ってくれていると思い仏様の世界を覗きますが居られません。

そしてまさかこんな所に居るはずが無いと思って恐る恐る覗いた『餓鬼の世界』に逆さまに吊るされたような苦しみを受けている母の姿が見えてしまいました。

ビックリした“もくれん“さんは、お釈迦様の所に飛んで行き、実は母が大変な事になっている姿が見えてしまいました。これは一体どういう事なんでしょう。どうしたら良いのでしょうと尋ねました。

するとお釈迦が「貴方のお母様はね、貴方を可愛がるあまり自分勝手な行動が結構あったんですよ。その行いが原因となって餓鬼の世界に行ってしまわれたんですよ」と言われました。

「そうだったんですかでは、どうしたら母を救う事が出来るのでしょうか」と尋ねるとお釈迦は「自分勝手な行いは、自分が(我)自分が(我)という気持ちが引き起こします。だから、自分“が“の“が“を、貴方“が“になるような行いをする事ですよ。例えば物を自分が取り込むのではなく、人様に物を施す行いをするとなんです」。

もくれんさんが尋ねます「では、いつ何処でその行いをしたらいいんでしゃうか」と。

するとお釈迦は「多くのお盆さん達の雨季に行う“雨安居“(うあんご)という修行期間が7月15日に終わります。なのでその日にそこへ行って沢山の修行を終えるお坊さん達に、食べる物でも着る物でもいいですから沢山の施しをしてあげなさい。その貴方“が“に気持ちを持っていく素直な行いがお母様を救う事が出来る唯一の方法ですよ」と言われました。

母を救いたい一心のもくれんさんはその通りにします。

その後、母はどうなったかと恐る恐る餓鬼の世界を覗くと、そこに母の姿は無く、仏様の世界を覗くと、穏やかに自分達を見守ってくれる母の姿が見えましたという事です。

もくれんさんが7月15日に母を救った事にちなんで私達も餓鬼界に行かないような行動を考える機会が『盂蘭盆』となりました。

私達は、もくれんさんのような能力を持っていませんから、見えない物に気持ちを込める為には、具体的な状況設定が必要という事で、13日にお家にお迎えして沢山の施しをさせて頂き15日にお帰り頂くという現在の『盂蘭盆』の風習が出来ました。

お盆行事は、このお話や、お墓のお留守番、ご先祖様の送り迎えなど幾つかの話が繋がらないと辻褄が合わないと思います。

大切なお盆。

お墓参りだけで終わらせてはいけないなぁと思います。

風鈴

風鈴

 8月11日(水)お盆の送り迎え

2021年08月11日2件のコメント

*お盆が近づいたので、『送り迎え』のお話しを 🙂

昔は、ご先祖様に家や田畑を見守って頂きたいという思いからお墓を家や田畑が見える山の上に建てる事が多くありました。

そんな状況の中、御先祖様をお迎えに行く時は、ちょうちん(盆提灯)を持ってお墓に行き、お墓のロウソクの火をちょうちんに移し、「私達が道案内しますからお家に帰りましょうね」と火を消さないように家に帰り、家に祀った精霊棚のロウソクにちょうちんで持ち帰った火を移し、「どうぞお帰り下さい」と御先祖様を迎えました。

送る時は、逆の事をして送りました。それが、家とお墓が離れ、提灯を持って歩けなくなったので、玄関先で迎え火、送り火を燈し、御先祖様にその灯を目印に帰って来て頂くようになりました。迎える時は、早く帰って来てほしいので馬🐴に見たてたキュウリに乗って、帰る時は名残惜しいので🐄に見たてたナスに乗ってゆっくり帰って下さいねという気持ちを込めキュウリとナスに足をつけてお供えしました。

今の子供さん達に馬とか牛とか言ってもなかなか分からないと思います。なのでお墓から家に帰って来る時用にミニカー🚙を、送る時はゆっくりですから自転車🚴を置けば形は変われど気持ちは繋がっていくのではないかなぁと思います。

日本人は、姿が見えない方に対して気持ちを込めやすくする為に、具体的な状況を設定してお盆行事を営んできたという事です。

この気持ち大切にしたいものだと思います 🙂

怪しい住職!

怪しい住職!