平成19年10月1日 「インスタント人間」
世の中まさにインスタント時代の様相があります。
この事は、今に始まった事ではなく、2・30年前から、カレー、ラーメン、コーヒーなどのインスタント食品に始まり、今や様々な物がインスタント化しています。
辞書によるとインスタントとは、即座、即席という意味です。インスタント食品を多く食べているせいではないでしょうが、最近は人間までが即席になり、その場しのぎの「インスタント人間」が増えてきたような気もします。
国をつかさどる政治家の先生方の中にも、昨日まで政治とは関係のない所にいた人が、即席でいきなり政治家になってしまう事もあるようで、ちょっとばかり理屈がこねられるからといって、それで政治が分ったような顔をされたのでは、私達国民はたまったもんではありません。
政治家に限らず、芸能界もしかりです。あるテレビの番組で、最近若者に人気の若手芸人が、田舎町でおじいちゃんおばあちゃん相手に、芸を披露していましたが、人を小ばかにしたような出しものはまったく受けず、かえって反感を買い、場はしらけていました。いつ何処で誰に対しても、その芸で多くの人を楽しませてくれるのが本当の芸人だと思いますが、どうもやることなすこと即席なので、まったく深みがなく後に何も残りません。
昔は、かたくなまでに自分の道一筋に打ち込む味わいのある活き活きと生きる「プロの人間」がちゃんといて、口先だけの人間は恥かしくて顔も上げられない。そんな時代もあったはずです。
口先だけで帳尻を合わせる、「インスタント人間」にならぬよう、深みや味わいを持って齢(よわい)を重ね、活き活きと生きる「プロの人間」になりたいものです。






























