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8月21日(火) お盆行事無事終了 

2012年08月21日コメントをどうぞ

*学成寺の『お盆施餓鬼法要』を7名のお坊さんとお勤めし、これをもって4日のお経回りから始まった今年のお盆行事を無事勤めあげる事が出来た。ほんとに安堵の気持で一杯だ。まだ残暑が続いているけど本当に暑いお盆だった。

お経を終えて、出仕頂いたお寺さん方に、「すみません。声明(お経に節をつけて唱える)の音階の高さが(規定通りに)上がらなかったですぅ~」と言いながら御礼をのべていると、弥生町のH浄寺さんが、「目を閉じてお経を聞いていると、ほんとに先代さんにそっくりになってきましたね~」と。「え~っ・・。なるべく似ないようにしているんですけど~」と言ってみたものの・・・。

賑やかに歓談していると、馬場町の完龍院さんが本堂に狸が侵入し騒動になっているとの事で急いで帰って行かれた。その後、「学成寺には、イノシシとウシが放し飼いになってます」と言っていると、「キャンキャン吠える犬もでしょう」と。私の事だ・・・。

とにもかくにも、お盆行事が無事終了し、ホット一息。

散華

 

法要

8月20日(月) 無の境地に・・・ 

2012年08月20日2件のコメント

*お盆法要もあと二日となり、町内の長栄寺さんで『お盆施餓鬼法要』をお勤めした。長栄寺さんの本堂は風通しがよく自然の風が心地よかった。心地よいと思わず・・・ウトウト・・・無の境地に・・・。

法要後、JRの話が出て、その昔東京と鳥取を結んでいた寝台特急『出雲号』の話になり、「寝台列車の客車に種類があって、電源車を別に連結している車両構成と、4両に1両電源を搭載している客車で構成された列車があったんですよ」。とか、「ディーゼル機関車DD51のはじめのDはディーゼルの事、次のDは動輪の数がABCDと4つある事を意味するんですよ~」などと喋っていると、「学成寺さんは鉄道マニアですなぁ~」と。旅情あふれる寝台列車がのんびりと日本列島を走っていた時代が懐かしい。今はなんか世の中が忙しすぎて、『忙』の字の通り、心が亡くなり・・・。

このお盆法要が、手を合わせ心を取り戻す機会となればいいなぁとおもった。

お経を唱えながら行堂

 

法要中

 

 

 

 

 

 

8月19日(日) 魚の子は多けれど・・・

2012年08月19日コメントをどうぞ

*お盆施餓鬼ウイーク真っ只中、馬場町の本慈院さんの『お盆施餓鬼法要』をお勤めした。

法要後、長老のお寺さんが法要中に座られた座布団にネコのおしっこの後があって・・・てな話から、馬場町は山裾にある為、狸やイノシシが出て、本堂の中まで入ってきて困っているという話になった。最後は、「でも、一番困った事をするのは人間ですよねぇ~」と・・・。

本慈院さんの庭には池があり、池の中に小さな魚が沢山泳いでいるのを見つけた。メダカだろうか、鯉だろうかって事になり、御住職に聞くと、「さあ~、私も分かりません」との事・・・。おそらく鯉の子供だろうという事になった。

そんな小さな魚を見ながら、日蓮聖人の言葉を思い出した、『魚の子は多けれども、魚となるは少し。人もまたかくの如し云々・・・』。ドキッとする言葉だ。

魚の子は多けれども・・・

8月18日(土) 給仕第一

2012年08月18日1件のコメント

*馬場町の芳心寺さんの『お盆施餓鬼法要』に出仕した。

法要後、昔は、「”給仕第一 行法第二”」って言いましたなぁ~」という話になった。仏様に仕えたり、作法を教えてくれる先輩僧に仕える事が一番で、勉強は二の次という事だが、全員が、そのお陰でというかその事をいいことに、「勉強はサッパリでしたな~」という事に・・・。

さらに、「今や”給仕第一”なんて死語になりましたよね~。今や、”自分第一”ですものね~」という話になった。確かに自分も大切だが・・・、奥様への給仕も大事という事に・・・。

今一度、小僧の頃の初心に戻りたいものだ。でも、もどれんだろうなぁ~・・・

芳心寺さんの本堂前で

8月17日(金) お盆施餓鬼

2012年08月17日2件のコメント

*今日から市内日蓮宗寺院の『お盆施餓鬼法要』ウイークがはじまり、午前は馬場町の完龍院さん午後は弥生町の本浄寺さんの法要に出仕した。午前午後とも7名のお坊さんによって法要が営まれた。

午前中の完龍院さんの法要では、今年も法要中にハプニングが続出・・・したが、そこはプロのお坊さん。何とか取り繕い無事終了。

午後の本浄寺さんで、法要終了後、居心地が良すぎてすっかりくつろいでしまい。法要の時間よりも終わってからの時間の方が長くなって・・・。

21日の学成寺まで、毎日『お盆施餓鬼法要』が続く。頑張りたい。

完龍院さんの本堂

 

本浄寺さんで法要前のカメラ目線

8月16日(木) 精霊送り

2012年08月16日コメントをどうぞ

*夕べ市内の若桜橋詰で鳥取市仏教会の『精霊おくり』が営まれた。今年はなんと宗派を越えた40人のお坊さんが集まり、お盆経を無事終えた労をねぎらいながらのお勤めとなった。

18時から40分おきに法要が厳かに営まれ、法要の合間にはイナバ葬祭さんの綺麗どころによる精霊供養の盆踊りもあり、それぞれの気持を込めた万燈供養の灯が落ち着いた雰囲気を醸し出していた。

20時からは、千代河原で行われた『花火大会』の打ち上げ花火も遥かに見えて彩りを添えていた。お坊さん達と花火を見ながら、「花火は綺麗ですけど、家庭内では火花がちらないようにしましょうねェ~」と・・・。しかし、文字が右と左が入れ替わるだけでエライ違いだ(*^。^*) 線香火花ならいいが、打ち上げ火花は・・・。

まずは、受付で・・・

 

御先祖様に会えた喜びを表す盆踊り

 

盆踊りに乱入・・・

 

怪しい・・・

 

祈りを込めたともし火

 

有能なスタッフさん・・・

 

遠くに花火 火花!?・・・

*今日は若桜町の蓮教寺で『お盆施餓鬼法要』をお勤めした。毎年この法要はお参りが少なく・・・。

 

明日から、市内寺院の『お盆施餓鬼法要』ウイークだ。頑張りたい。

8月15日(水) 野辺おくり

2012年08月15日2件のコメント

*八頭郡若桜町のお盆経回りを帰省していた息子に任せ、八頭町日田でお葬儀をお勤めした。

93歳の旅立ちだった。遺影を前に、「おしょ~にんさん。わしは八頭町で一番早く車の免許をとったです」と、その当時職業運転手として、木炭で動かすバスを運転した時の苦労話を聞かせてもらったことを思い出した。

柩には紙で作られたハンドルが納められ、出棺の時息子さんの、「父は18歳で車の免許を撮り、88歳の誕生日まで70年ハンドルを握ってきました。最後はシニアカーを嬉しそうに運転してました」と語られる挨拶に、その姿が思い浮かんだ。暑い夏の日の宅葬だった。

昔ながらの野辺おくり

八坂の火葬場から若桜の蓮教寺へ戻ると、お盆のお経を終えた息子がいたので写真を撮った。カメラマンの奥さんが、「どっちが住職だか・・・」と。どっちも怪しい・・・。

どちらが住職・・・

お陰さまで、今年のお盆のお経回りを無事勤める事が出来た。ほんとにほっと一安心。ほんとに良かった。だがしかし、明日から21日まで近隣寺院の『盆施餓鬼法要』が始まる。

現在17時。蓮教寺でのお寺参り法要を終えて鳥取に戻ったが、これから市内の若桜橋詰で営まれている鳥取市仏教会の精霊送りに出かけます。

8月14日(火) ありがとうございます

2012年08月14日コメントをどうぞ

*今日も市内のお経回りを勤めた。夕べから朝にかけて雨。これひとえに、今宵御催される雨乞いの踊りである、『しゃんしゃん祭り』の傘踊りの御利益か・・・。やはり、少々暑くても陽が照っている方が有難いなぁと思いながらお経回りを勤めた。

檀家さんの玄関に掛けてある額の字が読めず、「なんて書いてあるんですかぁ」と聞くと、「”満”です」との事。親戚の書道の先生が書かれたそうだ。額の側に、「満 みちる 家族の幸せがいっぱいになって 円満になりますように」と書かれていた。円満になりたい!

93歳のおばあちゃんと、8ヶ月の可愛い曾孫さんが一緒に手を合わされている檀家さんでは、「ありがとうございます」と言われるおばあちゃんの穏やかなお顔にほっと心が和んだ。「ありがとうございます」が、おばあちゃんの口癖との事。見習いたい・・・。

お陰さまで、学成寺のお盆経を無事に”円満”に勤めさせて頂く事ができた。それこそ「ありがとうございます」だ(*^。^*)

満と読む

8月13日(月) 輪唱・・・

2012年08月13日コメントをどうぞ

*今日から市内のお経回りで朝6時20分に出発し、お昼に一度お寺に戻り、夕方7時頃に無事帰って来た。

今日もいろんな出来事があった。お経を読み始めると、後ろでおじいちゃんとおばあちゃんがお経を読みはじめられ、最初は良かったが、おじいちゃんの読まれるお経が段々ズレ始め、♪静かな湖畔の森の中から・・・静かな湖畔の森の中から・・・♪状態の輪唱に。弱ったなぁと思っていたら、おばあちゃんの読まれるお経もズレはじめ三重奏に・・・。危うくお経を間違えそうになりアブナイところだった・・・。

夕方、突然の雷雨になり大粒の雨が降り出した。お墓参りの方や、バイクでお経回りしているお坊さんは大変だった事だろう。車で回っている私も大変だった。

突然の雨!

8月12日(日) 綺麗なハスの花 

2012年08月12日2件のコメント

*朝6時45分にお寺を出て市内の浜坂方面と賀露町などでお盆経を勤めた。港町の賀露町では坂道を噴き出る汗をぬぐいながら2時間半ほど歩いて回ったが、毎年これが一番しんどい(+_+)。その後車に戻り、湖山方面から浜坂を経て7時前に無事お寺に帰って来た。

朝方伺った檀家さんの庭に綺麗なハスの花が咲いていたので、携帯で写メを撮ろうと近づいて行くと、ガツンと物干し竿に頭をぶつけてしまった。お陰で眼が覚めた(*^。^*)

ある檀家さん宅で、お経を終えると娘さんが、「御飯とお水をお供えするのに、普通と逆にしてお供えするって聞いたんですけど、どうなんでしょうか」と聞かれた。

「亡くなった時に着せる着物を普段とは右左を逆に合わせるのと一緒ですね。だけど私は普通でいいと思います。私達もいずれはお仏壇で祀られるようになるんですよね。何でもそうですが、自分がその立場になったと思えば、一番良い答えが出るはずなんですよね。私だったら普通どうりにしてもらいたいと思いますよ」。などと話しているうちに、話が広がりマンダラの話まで・・・。質問して頂くのはとても有難い事だ。問題はお坊さんが、いかに分かりやすく現実と結びついた答えが出せるかだ。と偉そうに思っているが、このたびは、どうだっただろうか・・・。

綺麗なハスの花

 

港町 賀露の坂道を登る