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1月22日(日) 大寒

2012年01月22日コメントをどうぞ

*昨日は『大寒』だった。大寒から節分までのこの時期が一年を通じて一番寒い時期になる。という事で、この時期日蓮宗寺院の多くでは、『寒行』という夜お勤めをする。昔は本堂でお勤めをした後、太鼓を叩きお題目を唱えながら寒い外にでて「寒修行」をしていた。学成寺では、今は外に出る事はないけど、本堂でお経を読んで、日々の安寧を祈っている。

今のように文明の利器がない時代は、この寒い時を無事に乗り切る事は容易なことではなく、寒修行によって、寒さを乗り切る力を養おうとしていたという事だ。
なんの緊張感もなく、身構えなくても『大寒』が無事過ごせる現代は有難い事だ。でも、私達はそういう厳しい自然環境や家庭環境!?の中で生かされているという事は忘れてはならないと思う。

寒行

*今日は午前中法事をお勤めし、午後若桜町の蓮教寺へ行き法事をお勤めした。道中国道29号線からわかさ氷ノ山スキー場の一部が見えた。綺麗だった。来週は東高さんのスキー研修で講師を勤めるので楽しみだ!

だがしかし、腰痛が納まったと思ったら今度は風邪気味・・・。今日の法事も声がかすれて・・・しんどかった。早く治したい・・・。

中央の細長い所がゲレンデ

1月21日(土) どうしてこんなに・・・

2012年01月21日コメントをどうぞ

*午前中法事をお勤めした。二人の可愛い孫さんが、お寺に来てちょっと緊張気味だったが、お経が終わる事には慣れてきて、お経を終えて、「は~い、終わりなしたよ~、おりこうさんでしたね~」というと、はちきれんばかりの笑顔。この笑顔が何よりの供養だと思った。

法要前

*久しぶりに吉田拓郎さんの名曲『どうしてこんなに悲しいんだろう』を聴いた。

「人間関係に疲れて、ひとりになりたいと思って、ひとりになってみたけど、やっぱりひとりって寂しい。人の心って温かいんだ。やっぱり僕は、今まで通り、たとえいろんな事があっても、人にもまれても、みんなの中で生きていくんだ」

というような歌。いい歌だ!いつも思うが、よくぞ20歳前後でこのような歌が作れたもんだ昔の20歳は”おせ”だったんだ・・・と感心する。半世紀以上生きてようやく20歳の拓郎に追いつきつつあるか・・・。先はまだ長いぞ・・・。

1月20日(金) お札

2012年01月20日コメントをどうぞ

*2月3日の『節分祭』の厄歳祈祷札を作っている。なにも書いてない木札に私がお経や名前を書いて、これもまた私が金紙を切って作った屏束(へいそく)を貼り奉書で包み、最後に金銀の水引をかけ仕上げる。当店いや当寺オリジナルの大変有難いお札だ。

さらにこのお札を、本堂に祀り、明日の『大寒』から、節分まで「寒行」と言って毎晩お経を読んで祈願をし、そして『節分祭』で御祈祷をしてお渡しする。

ちなみに今年の厄歳(数え歳)は、

男性 25歳(昭和63年生まれ)   42歳(昭和46年生まれ)   女性19歳(平成6年生まれ) 33歳(昭和55年生まれ)

男性・女性  61歳還暦(昭和27年生まれ)  70歳古希(昭和18年生まれ)  77歳喜寿(昭和11年生まれ)  88歳米寿(大正14年生まれ)

厄歳は数え歳なので、誕生日前だと自分が思っている満年齢より二つ大きくなる。元気な時は少しでも若くありたいと思うので、誕生日前の満年齢を言うが、享年(行年)となった時は一歳でも長く生きた事にしたいので、数え歳の年齢となる。それで、昔は元旦に皆が一つ歳をとった事にしていたわけだ。うちの奥さんのように誕生日が1月1日だと、ぴったしカンカン・・・。だがしかし徳なのか、そうでないのかよくわからない・・・。

有難いお札

1月19日(木) 洗車

2012年01月19日コメントをどうぞ

*車はいつも手洗い洗車なのに、珍しく洗車機に入れた。最近の洗車機は便利で乗ったままでOK!しかも下回りも洗えるのもある。定位置に車を止め、洗車機が動き出した時、思わず慌ててブレーキを踏んでしまった。車は止まったままで、動いているのは洗車機なのに・・・。錯覚とは恐ろしいものだ。

同乗者に「今窓開けたら、顔が洗えるぞ~」というと、「良いんですか~、車の中がびしょ濡れになっても」と。そっちの方が・・・。

洗車中!

1月18日(水) 澄んだ空気

2012年01月18日2件のコメント

*今朝は冷え込み寒い朝となったが、お陰で二階の窓から伯耆富士『大山』が見えた。早速デジカメを持ち出し写してみたが、なかなか・・・。「今朝の空気は綺麗に澄んでいて、私の心のようだ~」と言いながらシャッターを押していたが、写した写真はかすんで曇ったようになった。こちらが私の心か・・・。

中央かすかに大山が見える

*檀家さんにお経に伺ったっら、おじいちゃんがデイサービスに出られるところだった。おじいちゃんが、「おしょ~にんさん。すんませんな~。今日は、ほ~こ~えんに行きますけ~」と言われていると、おばあちゃんが、「ほ~こ~えんじゃ~なくて、こ~ほ~えんですけ~。うちら~がなんぼ言っても行かんって、いよ~りましたのに、孫の一言で行くって言いましてな~」と笑っておられた。やっぱり孫さんは可愛という事だ。

家族が、みんな孫だと思えば、家庭円満、家内安全、身体健全、心願成就・・・。家族がみんな嫁さんだと思えば・・・。シャレにならん・・・。今朝の澄んだ空気を思い出そう。

1月17日(火) 昔は皆子供だった

2012年01月17日2件のコメント

*大阪にいる親戚のおばさんから、お菓子が送られてきて、開けてみると、私の子供の頃の写真が出てきたとの事で数枚の写真が入っていた。

母がお礼の電話をかけていて、私からもお礼を言うようにといきなり受話器を渡されたが、受話器の向こうではおばさんが延々と喋りまっている最中だった。「おばさんが、まだしゃべっとんさるで~」と母に受話器を返したが、「両方が勝手に喋りまくってて、相手の話をぜんぜん聞いとりゃ~せんがぁ~」という私に関係なく、さらに会話が続いていた。わけがわからん・・・。

「いかに人の話を聞かない人が多い事か、こんなんだけ~、家庭も世の中もおかしくなるんだが~」と言いながら、「この写真ってたぶん3~4歳だでな~。そん時は、よもやこの子がこんなに立派な人間になろうとは誰も思ってないでな~」と言っていると、奥さんが、「子供の時は、こんなに可愛かったのに、今はこんなになっちゃって~。ね~おかあさん」と。非難の視線が一気にこちらに向いてきた・・・。こんなんになっちゃって~とは失礼なと思い、「こんなんになっちゃった人間の母親と奥さんの顔が見てみたい」と言おうと思ったが、かえってボケツを掘りそうで・・・やめた。

私の師匠のペンネームは『僧 多聞』。「そうたもん」と読むが、正式な!?読み方は、そ~だもん。ちゃんと人様の話を聞いて、とりあえずは”そ~だもん”と受け入れなさい。という思いが込められている。素晴らしい!  さすが私の師匠だぁ(^0_0^)

昔はみんな子供だった

1月16日(月) 熱唱!

2012年01月16日コメントをどうぞ

*久しぶりに愚息と『シダックス』へいった。娘とは良く行くけど、息子とは珍しい・・・。午後1時半に入店し、行方不明の親子に奥さんから「何処におるんですかぁ」と電話がかかり時計を見ると早6時半・・・。吉田拓郎をはじめフォークソングから歌謡曲、洋楽にヘビメタ、ディープパープルまで飛び出し熱唱につぐ熱唱(絶叫)であっという今に時間が。スカットした。

郷ひろみさんの「言えなくて」を歌っていると、♪瞳が 君の事抱きしめるから~ ねむれ~ない~♪ だた眠れないだけなのに、すごい表現だぁ~と感心。

松山千春さんの「恋」を歌いながら、♪愛する事につかれた~みたい~ 嫌いにな~たわけじゃ~な~い♪ こんな事奥さんに言ってみたら張り倒されるだろうな~と親子で大笑い・・・。

吉田拓郎さんの「ローリング30」を歌いながら、♪心の汗も流さずに~ やさしさなどとお笑いぐささ~♪  ♪ついて来る世代に恥じないように~ とどかない世代に恥じないように~ 転がる石になれ~♪ なんと深い歌詞だなぁ~としみじみと。

相変わらずの愚息に「歌がお経みたいだぞ~」というと、今回も、「大丈夫だぁ~と~さん。お経が歌見たいだけ~」と。ダメだこりゃ~・・・。

ディープパープルのイアンギランと共演!?

 

コメントが面白い!

 

 

 

1月15日(日) おひまち

2012年01月15日2件のコメント

*智頭町にある吉祥寺さんの『おひまち年頭祈願祭』に出仕し、7名のお坊さんと共にお勤めした。本堂から客殿まで大勢の参詣者で埋め尽くされ、今日は日曜日という事もあってか若い方のお参りもあり賑やかだった。『おひまち』というのは、朝に東から昇ってくる太陽を感謝を込めながらお迎えする事で、新年をお迎えする行事でも使われるようになった言葉。

お経が始まる前に毎年お話をさせて頂いていて、今年も御住職から「それじゃ~、学成寺さんお願いします~」とうながされ、本堂に出てみると、何やら御住職が私の紹介をされたようで、大きな拍手と笑顔で迎えられ、ちょっと恥ずかしかった。どんな紹介だったかちょっと気になった・・・。

「あたりまえという気持を取り払うと、身の回りに沢山の良い事が見えてきます。家庭も世の中も皆仲良く共に生きましょう。共に生きる為には、みんなが一歩引いて、控えめにしてみましょう~」。最後に、ある男が、年老いた自分の母親をかごに乗せ姥捨て山に置いて帰る途中、息子の、お父さんの時に使うかごを置いて来ちゃったから取りに戻るという言葉で、はっと我にかえり、母親を連れ帰ったという『姥捨て山』の話をして、何事も他人事ではありません。と、自分の事を棚に上げながらお話を終えた。

本堂でお経を読んだ後、祈祷堂に移り御祈祷をお勤めしたが、本堂でのお経も含め、御祈祷中も若干のハプニングが発生!だがしかし、そこはプロのお坊さん。何事の無かったかのように・・・。無事に祈願祭が終了した。

有難い!?お話し・・・

 

本堂前で証拠写真

12月14日(土) シャバ(娑婆)  

2012年01月14日コメントをどうぞ

*広島刑務所を脱獄しシャバを逃走していた李国林受刑者が逮捕され刑務所にもどった。年齢は私より上かと思っていたら、なんと40歳だった。

捕まった時の所持金は10円で自分から名を名乗り、「刑務所に帰る。なにも食べていない。疲れた」といったそうだ。やっぱり刑務所の中の方が居心地が良いという事だ。雨つゆはしのげるし、御飯も食べさせてもらえる。おまけに治安もいい!?。娑婆(シャバ)の方がよッぽど暮らしにくい・・・。

娑婆(シャバ)は、インドの言葉サーハーが語源。サーハーがインドから中国を経て日本に入って来る間にシャーバーとなりシャバとなった。それに当て字で娑婆となった。なので漢字としての意味は無い。

娑婆(シャバ)の大まかな意味は、「私達の住んでいる所」という事で、なんかとても楽な所のようなイメージがあるけど、サーハーの語源は、「耐えて忍んでいる所」という意味になる。

なので、思うにならない事が次ぐから次におこっても、元々私達の住んでいる所(シャバ)はそういうところだと思うと、少し気が楽になる。困難を乗り越えて日々奮闘している姿こそ生きている証しだ。我が家もかなりの”サーハー”だが、頑張りたい・・・。

そう思うと、私の名刺の裏側に印刷されている相田みつをさんの言葉『極楽を保証されても娑婆がいい』はとても味わい深い言葉だ!

私の名刺の裏側

1月13日(金) 星祭り祈願祭

2012年01月13日2件のコメント

*上味野にある清照寺さんで営まれた『星祭り祈願祭』に出仕し、住職さん含め6名のお坊さんで御祈祷をお勤めした。

今年初めてお会いするお坊さんもあり、挨拶を交わしていると、K祥寺さんが「学成寺さん~、腰痛が毎年冬の恒例になっちゃったね~。恒例じゃなく高齢だね~」と・・・。私が言おうと思った事を先に言われてしまった・・・。

外は寒かったけど参詣者で一杯の本堂は暑いくらいで背中と腰に張ったカイロで体がほてり、読み上げ祈願を聴いていると心地よくなって・・・。御祈祷を六座(6回)お勤めして『星祭り祈願祭』を無事終えた。お昼を頂きながら、「去年のこの行事からもう一年経ったんですよね~、一年ってほんと早いですよね~。今年一年も早いですよ~」などと言っていると、あっという間に時間が経っていた。一年も早いけど一日も早いものだ。

帰る時玄関先で、清照寺さんのお檀家さんでお手伝いに来ていた中学校の同級生と御面会した。「お互いに、お~きくなってェ~、35にもなっただけ~」。それって数字の順番が逆ではないですかと言われながらも、「気分は35だけ~」と。こないだまで中学生だと思っていたのに、あっという間に大きく立派に!?なってしまった・・・。精神年齢はもっと若いか・・・。

まずはお経を読む

 

有難い御祈祷

 

35歳の時もあった・・・はず・・・