*お参りに来れれた方の、「紅白の美輪明宏さんは良かったですね」という話から、「美輪さんも良かったですけど、泉谷しげるさんも良かったですよ」ってな話になった。
『春夏秋冬』は40年も前の歌だが今聞いても素晴らしい。この曲を書いた時泉谷しげるさんはまだ20代前半、昔の20台は大人だったんだなぁと思わずにわいられない。65歳になった泉谷しげるさんだが、やんちゃな不良壮年オヤジの雰囲気がまた何とも面白い。
『春夏秋冬』も良いけど、『春のからっ風』という歌、これがまたいい。
春のからっ風
作詞:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる
春だというのに 北風にあおられ
街の声に せきたてられ
彼らにあわなにから 追いまくられ
さすらう気は さらさらないのに
誰が呼ぶ声に 答えるものか
望む気持ちと うらはら
今はただ すきま風を手でおさえて
今日の 生き恥をかく
何でもやります ぜいたくは言いません
頭を下げ わびを入れ
すがる気持ちで 仕事をもらい
今度こそ まじめにやるんだ
誰が呼ぶ声に 答えるものか
望む気持ちと うらはら
今はただ すきま風を手でおさえて
今日の 生き恥をかく
言葉が たりないばかりに
相手に自分を 伝えられず
分ってくれない 回りをうらみ
自分は正しいと 逃げだす
誰が呼ぶ声に 答えるものか
望む気持ちと うらはら
今はただ すきま風を手でおさえて
今日の 生き恥をかく
青森で生まれ3歳から東京で過ごし、高校を一週間で中退し、職を転々としながらミュージシャンを目指すが、自宅が火事で全焼するなど苦労を積み重ね、ギター1本で歌うフォークシンガーとなった泉谷しげるさんの気持がにじみ出る歌詞だ。
「誰が呼ぶ声に 答えるものか 望む気持ちと うらはら」。この辺りに泉谷しげるさんのスタイルがあるような気がする。
家庭内の♪すきま風を手でおさえ~♪今年も頑張ろう(*^。^*)