ブログ

10月16日(水) 夕陽を追いかけて

2012年10月16日コメントをどうぞ

*『お会式』ウイークが終わると、いよいよ秋が深まって来る。

夕陽が綺麗だった。学成寺の二階から大山もかすかに見えていた。綺麗な夕陽を見ると、いつもチューリップの名曲『夕陽を追いかけて』を思い出す。

学成寺の二階から 夕陽を追いかけて~

♪いつからだろう ~ 父は小言の~ たった一つもやめてしまっていた~ いつからだろう ~母が唇に~ さす紅を~やめてしまったのは~♪

♪沈む夕陽は~ 止められないけど~ それでも僕は~ 追いかけて行く~ 沈む夕陽を~追いかけて~ 死ぬまで僕は追いかけて行く~♪

心に沁み入る深い歌だ。夕陽を追いかけて、追いつく日は来るのだろうか、追いつきたどり着く先は西方極楽浄土か・・・。

そう言えば、最近娘や息子への小言がへり・・・、奥さんのさす紅など見た事がない・・・。

10月15日(月) 見逃したラストシーン

2012年10月15日コメントをどうぞ

*昨日の夕方、たまたまテレビを付けたら、チャンネルnecoの特集で『刑事物語』が連続で放送されていて思わず見いってしまった。ラストシーンで吉田拓郎の『唇をかみしめて』が流れはじめると感動は最高潮を迎える。はずだったが、曲が流れようとしたその時、玄関に来客が・・・。

今度こそはと、続けて放送された『刑事物語 りんごの詩』を見ていて、いよいよ感動のラストシーン♪ええかげんなやつじゃけ~ ほっといてくれ~えんさい~♪『唇をかみしめて』が流れ始めたその時、今度は部屋のふすまがガラっと開いて奥さんが入って来て、「これから、おばあちゃんがお風呂にはいられますからぁ~」と・・・。またしても・・・絶妙のタイミングで。もうすこし、”ほっといてくれ~えんさい~” と・・・思った。

前にも『刑事物語』の事は、このブログに書いたけど、ちょっとコテコテだけどやっぱりこんな人情ドラマはいいなぁと思った。人間が優しくなれる。私は火曜サスペンスドラマが大嫌いだぁ。

感動のラストシーン ♪ええかげんなやつじゃけん~♪

*今日は、町内の長栄寺さんの『お会式』法要に出仕し。これで11日から続いた『お会式』ウイークが終了した。

法要後、今年の春インドに行かれた長栄寺さんから、お釈迦様が悟りを開かれた場所の菩提樹の葉っぱと、お釈迦様が教えを説かれていた霊鷲山(りょうじゅせん)の石を見せてもらった。なんか、すごいパワーを感じ感動した。デジカメで写した後、懐に入れようかと・・・(*^_^*)

菩提樹の葉と霊鷲山の石

インドには行ってみたいが、飛行機と食べ物それに飲料水、さらにトイレ事情の事を考えると、とても勇気がない・・・。

法要前

 

長栄寺さんの庭にて

10月14日(日) 質素な衣

2012年10月14日コメントをどうぞ

*学成寺の『お会式法要』をお勤めした。

お会式法要は質素な袈裟衣をまといお勤めする。「この袈裟って、”ビルマの竪琴”の水島上等兵みたいでしょ~。ビルマのかけごとじゃないですよ~」と余計な事を言いながら衣を着用した・・・。

ビルマの竪琴・・・

出座するお坊さんは、31年前の日蓮聖人700遠忌(年忌)の時に全国5000ヶ寺の日蓮宗寺院に配布されたおそろいの衣を着用してお勤めするが、これは墨染めの衣といって日蓮聖人が着ておられた質素な衣を再現したものだ。

おそろの衣

法要後、「700遠忌の年の春、私は学校を卒業しお坊さんの資格を得る為の”信行道場”に入場しお坊さんとなりました。以来31年。歳がバレますよね」てな話から、日蓮聖人の一代記などをお話しし『お会式法要』を無事終えた。

日蓮聖人は比叡山で8万4千と言われるすべての経典を読まれ、それがすべて頭の中に入っていて、生涯それをひもときながら教えを説かれたわけで、スーパーコンピューターのようなすごい人だったという事だ。

そんな日蓮聖人の事を、壊れた蛍光灯(つくのに時間がかかり、ついても様子がおかしい)のような私が語るのは、おこがましい事だ・・・と思いながら『お会式』を終えた・・・。

10月13日(土) 御命日

2012年10月13日コメントをどうぞ

*晩年の9年間を山梨県の身延山ですごされた日蓮聖人は、9月の下旬に千葉県にある御両親のお墓参りと、自ら”やせやまい”と言われた胃腸の病気を癒す為、常陸の湯(今の茨城県)での湯治を目的に山を降りられ、約10日間をかけて多摩川を渡り池上宗中公の屋敷(今の東京都大田区池上)に到着される。

そしてその地で、「九ヶ年が間、心安く法華経を読みし山なれば、墓をば身延の山に建てさせたまえ、日蓮が魂は未来歳までもこの山に住むべくそうろう。日蓮の教えを請う者は、この山を元として参るべし」という遺言を残され、731年前の今朝8時ごろご臨終をむかえられた。おん歳61歳の波乱万丈の一生だった。

という事で、今日は日蓮聖人の御真骨を安置される馬場町の芳心寺さんの『お会式』法要に出仕した。

法要後、衣をたたみながら、長老のK龍院さんが大きな声で、「どっこいしょ~ォ」と言われた後で、「やっぱり歳には勝てませんな~」と。つかさず私が、「ほんと歳と、奥さんには勝てませんよね~」と・・・。いったい、何には勝てるんだろう・・・。

芳心寺さんの『お会式』法要

 

 

10月12日(金) サルピス

2012年10月12日コメントをどうぞ

*今日は馬場町の完龍院さんの『お会式法要』。6人のお坊さんでお勤めした。毎回完龍院さんでは法要中ハプニングが起るが今回はわりと軽めのハプニングで・・・。

法要後、ペットボトルのカルピスが出ていたので、私が、「醍醐味をインドの言葉でサルピスって言うんですよね。それをもじってカルピスと名付けられたんですよね」と言っていると、H慈院さんが、「はぁ、サ・サ・サルピスかな、なんだぁ、ダルビッシュって聞こえましてな~」と。みんなで大笑い(*^。^*) 確かに似てるかも・・・。ダルビッシュ選手は野球界の醍醐味かも。

イス席となった控室

*注、「醍醐味」とは、牛乳がヨーグルトとなって味が凝縮されて行くさまを乳味・酪酥味(らくそみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味(だいごみ)といい、後になるほど美味になり、最後の醍醐味が最高の味となる。それをお釈迦様の教えが順をおって段々と真実の教えをの事を説かれて行く事に譬え、最後に説かれた法華・涅槃経を醍醐味という。

素晴らしい体験をする事を醍醐味という。毎日が醍醐味・・・!

 

10月11日(木) 枯れた心 

2012年10月11日2件のコメント

*日蓮聖人の御命日法要『お会式』(日蓮聖人にお会いする式という意味)法要ウイークが始まった。今日から15日まで、近隣の日蓮宗寺院で営まれる法要をお互いがお手伝いし合いながらお勤めする。

法要前

今日は馬場町の本慈院さんでの法要に出仕した。

無事法要が終わり帰る時、本慈院さんの境内の松の木が茶色になって枯れているのを発見し、「ここまで全部茶色になると妙に綺麗ですよね~。ブログに載せようかな」と言いながらデジカメで撮っていると、そばにいたH心寺さんが、「きっとブログの最後のオチに、”私も枯れないようにしたい”って書かれるんでしょ~」と。私の枯れた心を読まれてしまった・・・。

見事に!?枯れた松の木

10月10日(水) 鉄人

2012年10月10日2件のコメント

*首位巨人から31、5ゲーム離され借金(負け越し)20で5位に終わった昨夜の今シーズン最終戦、43,106人今季最高の大観客で埋まった総本山甲子園球場。阪神ファンはなんて温かいんだろう(ヤジもきついけど)!

金本選手の引退セレモニーは実に爽やかだった。「10歳からボールを握り、あこがれのプロ野球選手となりましたが、想像以上に厳しい世界で、最初の3年は凄く苦しみました。しかし、最初の苦しい思いをした3年間は僕の人生の財産です」

ノーベル賞を受けた山中伸弥さんが「1回成功するのに為には、10回失敗する。挫折の繰り返しで泣きたくなるような20年間でした。そのお陰で今があります」。

どちらも同じような事を。私も頑張りたい(*^_^*)

金本選手の大きな声での、「夢をありがとうございました」という言葉でセレモニーの挨拶は終わったが、その言葉は、そのまま金本選手にも送りたい。

現役最後の打席

 

最後に「夢をありがとうございました」

 

グランドを一周

10月 9日(火) 洗車道具も

2012年10月09日コメントをどうぞ

*秋晴れの爽やかな日だった。夕方になって洗車をした。洗車道具はもちろん・・・

洗車道具・・・

今年のタイガースの事は水に洗い流したい事ばかりだが、現実は現実・・・。しっかりと受け止めたい (*^_^*)

負けるチームがあるから、勝つチームもある。これが勝つチームばかりだったら何事も成り立たない。と思うが、結局負け惜しみ・・・。

タイガースの心配より、自分の心配をした方がよさそうだ・・・。

 

10月 8日(月) カーネーション 

2012年10月08日コメントをどうぞ

*夕べ、ライブハウス「アフターアワーズ」で、『カーネーション』という名前のロックバンドのライブを観に行った。カーネーションという名前は可愛らいしいが、メンバーは全然可愛くないオジサンバンド。

1981年に『耳鼻咽喉科』というバンド名でデビューしていたが、この名前ではチケットが売れない(どう考えても売れそうにない・・・)という事で、『カーネーション』に改名しその後メンバーチェンジを繰り返しながら活動を続けているとの事。ベースの大田譲さんが鳥取出身で、私の友人が大田さんと同級生だという事で誘われ急きょライブに行く事になった。

何と追っかけのファン15人くらいが最前列に陣取り、一緒に口ずさみリズムをとっているのに驚いた。とてもついていけなかった・・・。

カーネーション

*今日は『体育の日』だが、お寺は『法事の日』!?で、満中陰忌の法事をお勤めした。

夕べはカーネーション、今日は境内にコスモスが咲く穏やかな法事日和・・・だった。

コスモスは穏やかだが・・・

10月 7日(日) タイトル争い・・・

2012年10月07日コメントをどうぞ

*夕べの西武とロッテの試合で首位打者を狙う西武ライオンズの中島選手が、同じく首位打者を狙う選手のいるロッテから連続四球で勝負を避けられ、ついには敬遠のボール球をわざと空振りし、球場のブーイングを歓声に替えた。「ブーイングが凄かったんで、ファンを喜ばせようと思って、喜んでもらって良かった」という中島選手に拍手を送りたい。

毎年この時期になると、タイトルを取らせようとしてのような姑息な采配が行われる。阪神の神様・仏様・バース様!が王貞治さんの本塁打記録を抜きそうになった時も、巨人との試合で連続四球で勝負を避けられた。

このような事が繰り返されているから、日本のプロ野球は時に後味が悪いものになってしまう。やはり一年を通して正々堂々と戦い、その結果としてのタイトルであってほしいと思う。

とかなんとか言いながら、能見投手にはぜひ脱三振王のタイトルを・・・。

私も毎日を正々堂々と生きたい。と思うが・・・。

中島選手

*連休中日、今日は午前中は学成寺で、午後は若桜町の蓮教寺で法事をお勤めした。

午前中の法事では、御主人の25回忌と御子息の13回忌で手を合わされる92歳のおばあちゃんの姿は感慨深いものがあった。

小学生の子供さんが3人おられたので法要後のお話しで、「お父さんやお母さんに怒られそうになった時、怒られないですむ方法を教えてあげるね。両手を上にあげ手のひらを合わせてごらん~。そしてらそのまま手を胸のところまでおろしてね~。手を合わせているから。悪い事した手が使えないでしょう~。その状態で、”ごめんなさい”といってごらん。そうするとほとんどの場合許してもらえるからね~」と。話をしながら、他人事ではないと・・・・。