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8月 8日(月) モッブスフェローズ

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夕べ、若桜橋詰にある洋風居酒屋モッブスフェローズで行われたへ『RINA TANAKA TRIO』のジャズライブを聞きに行った。たなかりな(ボーカル)、吉田次郎(ギタ)、坂井紅介(ベース)の三人が繰り広げる演奏は、時にしっとり、時に壮絶~なバトルとなって観客と一体となり大盛り上がり!。吉田さんのファンキ~なアコースティクギターはノリノリで凄かった。わが家での奥さんとバトルも結構なものがあるが・・・。

たなかりなさんの表情豊かなボーカルは英語で歌われるので、ほとんど意味不明だが、歌詞の説明を聞いてから聞いていると、なんだが言葉は分からずとも伝わるものがあるような気がしたような気がした・・。気がしたように思いたい・・・。とにかく感動した。これから連日始まるお盆経へ向けての鋭気を養うライブだった。

ライブを終えて

看板の前で

今日は、朝7時前に出発し、若桜町根安地区、香田地区から野を越え山越え、八頭町落岩地区の盆経を勤め、若桜へ戻り蓮教寺を掃除していた奥さんと甥っ子と合流し昼過ぎに帰って来た。

落岩にある檀家さんでお経を終えて振り向くと、在宅介護を受けておられるおじいちゃんが杖をつきながらゆっくりと仏間に向かって一歩一歩足を運んでおられる最中だった。おばあちゃんが笑顔で、「今日は、おじ~さんがな~、おしょ~さんが来られるちゅ~んで、朝はよ~から起きてず~っと待っとたですが~」と。動くのはゆっくりだが、しっかりしておられ、「おしょ~にんさんも暑いですけ~気い~つけなんせ~」と励まして下さった。嬉しかった。私も頑張ろう~!

また夕方から3軒ほどお経に回る。明日は八頭町を一日かけて回る。いよいよ・・・。

*日本語による本格的ロックバンドの先駆けとなり1970年代に活躍した「フラワートラベリンバンド」のボーカリスだったジョー山中さんが64歳の若さで亡くなられた。若桜町からの帰り、同乗の奥さんと甥っ子にウルサイ~と言われながらも、日本のロック史の中でも名盤中の名盤と私が決めつけているライブアルバムの『メイクアップ』を聞きながら帰ってきた。「メイクアップ」に「失われた日々の影」など名曲の数々。絞り出すように歌う高音が素晴らしいボーカリストだった。♪ウ~マン ユウ ノォオオ~♪と口ずさみジョー山中さんと共演しいると、再び「ウルサイ~」と・・・。

野を越え山越え

8月 7日(日) 暑さのせい・・

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上味野にある清照寺さんの施餓鬼法要をお勤めした。参詣者で一杯の本堂は、今日は風も無く、うだるような暑さだった。「暑いときは、冬の寒さを思い出せ」と先日ラジオで誰かが言っていたのを思い出したり、”心頭滅却すれば火もまた涼し”とも思ってみたが、雑念が多く・・・。暑いものは暑い・・・。檀家さん方が本堂にクーラーをという話をしておられたとの事。来年が楽しみだ。

法要が始り、なんか物足りないなぁと思ったら、なんと数珠を忘れていた。いくら暑いとはいえお坊さんが数珠を忘れるようじゃ~・・・。暑さのせいにしておこう。

法要を終えたが、手には数珠が・・・

8月 6日(土) トラちゃん田んぼ

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朝8時に出発し西宮から箕面へ出向しお盆のお経をお勤めしてきた。久しぶりにお会いする方ばかりで賑やかにお話させて頂いたのは良かったが、お経を読んでいる時間より喋っている時間の方が長かった・・・。

帰りは例年の如く中国道を作東ICで降りて『トラちゃん田んぼ』を見て、384、3キロを走り19時頃無事に帰ってきた。

お昼の弁当。弁当箱はもちろん・・・

快晴の中国道池田IC付近

今年も登場!トラちゃん田んぼ

立派な!?看板

8月 5日(金)  月

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今日は更新が遅くなった。遅くなりついでに、境内に出て夕べ綺麗だった三日月が今夜も見えるかと夜空を見上げてみたが、曇り空で見えなかった。ちなみに三日月は新月の後、最初に出る月で3日頃に出るので”三日月”というとの事。

三日月を探しながら、娘がよくカラオケで歌う綾香さんの「三日月」がうかんだ。♪このきえそうな三日月 つながっているからね~ 愛してるからねって~♪ 三日月は消えそうだけど、僕たちは繋がっているよ、君がいない夜も泣かないよ。と歌う可愛らしいラブソングだ。

他にも、♪灯りを~つける~う~な~ 月のひかり~い~が~あ~♪とせつなく歌いあげられる桑名正博の名曲「月のあかり」。桑田圭祐の「月」。鬼束ちひろの「月光」。などなど名曲の数々が沢山ある。プロコルハルムの名曲「青い影」も月明かりを連想させる題名だが、こちらは意味不明な歌詞の曲で、月とは無関係。♪月がとっても青いから~ 遠回りしてか~えろ~♪こりゃ~ちょっと古すぎか。誰の歌だたっけ?。

などと思っているうちにも雲は流れて、かすかに見える星も位置を変え、時間は刻々と過ぎていった・・・。

夕べの三日月

8月 4日(木) 戦艦大和

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朝7時半に出発し、気高町・倉吉・岡山へと御盆のお経に行ってきた。昔は倉吉から人形峠を越えて53号線を岡山へ向かっていたので時間がかかり帰りは夜中になっていたものだ。それが今は高速道路のお陰で、帰りは湯の郷から美作を抜けて下道を帰ってきたが6時頃には帰ってこれた。よって早速洗車。

気高町で伺った家のおばあちゃんは89歳。お経が終わると、「おしょ~にんさん。主人は54で亡くなったですが。戦艦大和に乗っりましてな~機関士だったですが。油の海に飛び込んで奇跡的に助かったですけど、こっちに帰ってから、病気で亡くなりましてな~。その分私が長生きさせて頂いとるでしょうや~。おしょ~にんさん。命はあずかりものですけ~」と。”命はあずかりもの”と謙虚に言われる、おばあちゃんの顔は明るかった。

岡山でのお経を終え、「チケットぴあ」で取ったコンサートのチケットを、鳥取にはないセブンイレブンで発券しようとしたら、店員さんが、「すみません。引換票番号が間違っているみたいで発券できません」と。帰って確認したら、どうやら私の書き間違いだった・・・。明日奥さんが福山に行くから、その時に発券すると言っていたのを、今日私が岡山で発券してくると偉そうにいっていたのに・・・。また立場が悪くなったのは言うまでもない。情けない・・・。

岡山インターチェンジ到着

8月 3日(水) 寝る間も惜しんで・・  

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午前中、お盆のお経に伺い1年ぶりにお会いした方が、「あら、おしょうさんはメガネをかけておられましたっけ~」と。「はぁ~とうとう老眼になりまして、遠近両用です」というと、「え~、まだお若そうですのに」と笑っておられた。

「歳をとると一年があっという間です」と言われるので、「80歳の方の一年は80分の1。10歳の子供の1年は10分の1。当然80分の1の方が短いですよね。だから歳を重ねるほど1年が早く短くなるんだそうです。そんな計算式を考えた人がいまして」というと、「なるほどね~」と納得しておられた。なんだかよくい分からない計算式だが、妙に納得してしまう話だ。

午後可愛い来客があった。本堂で上手に木魚と鐘を叩いているので、木魚を見ながら、「これ何が書かれているか知ってる~」と聞くと、「魚でしょ~」と。「すごい。よく知ってたね、偉いね~。お魚さんは寝る時も目を開けて寝るんだよ。だから、私たちも寝る間を惜しんでお勉強しましょうって事なんだよ」と言ってみたが、今度はよい返事は帰って来なかった・・・。私にも耳の痛い言葉だ・・・。とっても素直な良いお子さんだった。私も子供の頃は、もう少し素直だったはずだが・・・。

帰られる時、我が家で成ったゴーヤとトゲトゲのキュウリを貰って頂いた。きっと立派なゴーヤチャンプルや佃煮になる事だろう。

大きなゴーヤ

8月 2日(火)  ウソ

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若桜でのお経の帰り、先日右往左往しまがらも奥さんのお陰でちゃんと手元に舞い戻って来た新沼謙治さんのCDをカーステレオで聞きながら帰って来た。何とも重くセツナイ演歌ワールドにドップリと浸かってしまった。

♪嘘でもいいの 嘘で明日が生きられる どこへ流れる 情け川♪ 嘘で明日が生きられる。なんとも重くセツナイ歌詞だ・・・。一体どんな嘘だぁ~と思いながら、吉田拓郎さんの歌にも「永遠の嘘をついてくれ」という曲があったのを思い出した。これは中島みゆきさんの作詞作曲による歌を吉田拓郎さんが歌ったもので、♪永遠の嘘をつ~いてくれ~ いつまでも種明かしをしないでくれ~♪とアップテンポながら、切々と歌いあげられる名曲だ。

永遠につき通せば、それはそれで嘘も本当になってしまう(してしまう)。どうせなら嘘をつき通してほしいと願う。たとえ嘘とわかっていながら・・・。これもまた何ともせつない・・・。

”嘘も方便”という言葉があるが、これは正しい真実を伝える為の過程で、一つの手段として使われる嘘の事だ。なので、ウソがウソのままで終わると、これば”嘘も方便とは言わない。なので嘘で明日が生きられても、まして永遠の嘘なんてもってのほかだが・・・。何が嘘で、何がほんとかわからない事もあるので、まぁ~いいかぁ~。

若桜の駅のトイレに寄ったら、良く出来た人形が飾られていた。遠くから見ると本物の人間のようで出来過ぎていてなんか微妙だった。これも”嘘”の姿・・・。

嘘の人形と、ウソの人間・・・。

8月 1日(月) ついに8月

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行事予定を書いたホワイトボードにならぶ”盆経”の文字を見ながら、ついにお盆月の8月に突入した事を実感した。スイッチを入れ直し頑張りたい。が、加齢の為スイッチを入れてもちゃんと作動するか・・・・。

ホワイトボードの予定表

パソコンの前に座っていると、「なんですかぁ~、その顔は~」と。老眼鏡とパソコン用のメガネを二つ一緒にかけているのを目撃された・・・。「コブクロみたいだろ~」と言ってみたが、たしかにこれでは・・・、スイッチを入れても誤作動が・・・。

ダブルのメガネ・・・

昨日友人から、猪と熊の肉を頂いて食べた。熊さんの肉は初めてで、湯とおしして塩コショウで焼いて食べたが、ちょっとしわい感じながらも臭みも無く全然大丈夫だった。猪さんの方はやはり湯とおしして、佃煮のようにして食べた。こちらも臭みは無く柔らかくなかなかの味だった。美味しかった。ちゃんと合掌して、猪さんと熊さんの命を ”頂きます~” と言って食べさせて頂いた。

7月31日(日) 心が復興しないと・・  

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夕べ、御近所の方が出演されるというので、鳥取駅前風紋広場の「青い鳥コンサート」に行った。4回目となる今回が最終回との事で、フィナーレではみんなで「上を向いて歩こう」を大合唱して今年の「青い鳥コンサート」は幕を閉じた。

上を向いて歩こう の大合唱

ピアノソロに、三味線と和太鼓のデユオ、ダンスチームにヘビーメタルバンドまで多種多様な出演者たちの演奏は面白かった。トリを飾ったヘビーメタルバンドGrand Forceは地元では有名なバンドとの事で、ディストーションの聞いた重厚なギターに突き抜けるようなボーカルがからみ見事なステージだった。頭を金髪に染めたボーカリストさんが、「僕らに出来る事は音楽です。音楽を通じて震災の復興に役立ちたい。心が復興しないと、本当の復興とは言えません」と良い事を言っていた。心の復興にこそお坊さんが関わらなければいけないのにと思いながら、へたなお坊さんよりも良い事をいうなぁと思った・・・。

ヘビメタバンドのグランドフォース

今日は、午前中一周忌と初盆の供養を勤め、午後は自宅での初盆の供養を勤めた。一周忌では、お戒名が「蓮臺院(れんだいいん)ですが、これは蓮の台の上に乗る事をお釈迦様の教えの上に生きる事に譬えた言葉で”一蓮托生”に繋がる言葉です」などお話しした。そもそも”一蓮托生とは”みんなが一つのハスの上に生まれイキイキと仲良く生きましょうという意味の大変良い言葉だが、どうも本来の意味とは違う変な意味で使われてしまっている。残念な事だ。

午後お経に伺った檀家さんで、幼稚園の可愛い女の子さんから、「お葬式の時の服はなんで黒なんですか~」と尋ねられた。「昔は白だったんですよ。でも飾らない地味な色なので黒になったみたいだよ」と答えたものの、心配になりかえって調べてみた。案の定・・・。元々白だった事には間違いなく、確かに時代劇に出てくる切腹シーンなどは白装束だ。どうやら白が黒になった根拠はあいまいで、第二次世大戦で戦死者を送る葬儀が増えた為に、汚れやすい白ではなく、汚れが目立たない黒い喪服が平待ったらしい。勉強になった・・・。

7月30日(土)  11弦ギター

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夕べ、料理とお菓子教室の『ボンヌ・ノノ』さんで開かれた、『癒しの11弦ギター 辻幹夫コンサート ~天地天生~』を聞きに行った。

世界的な11弦ギター奏者、辻幹夫さんの奏でる音色は素晴らしく、まさに癒しの空間だった。癒されすぎて、ちょっとウトウトと・・・。普通のギターの倍はあろうかというネックに11本の弦が張られているので演奏ははとても難しいとの事だった。音のバランスが難しいのだろうなぁと思った。我が家の家庭内のバランスも難しいが・・・。

最前列のかぶりつき席で、辻さんのフレット狭しと動き回る手の動きを見るのも楽しかった。普通の6弦ギターですら四苦八苦している私には神業のように映った。休憩時間にふるまわれたボンヌノノさん特製の紅茶とチーズケーキも何とも美味しく、ほっと癒された。だがしかし、長時間座っていて足がしびれて・・・。

辻幹夫さんの演奏を堪能

今日は、午前中若桜町の蓮教寺で法事を勤めた。お寺の世話役さんとしてたいへんお世話になった方の13回忌法要だった。

お墓参りの時に雨が降り出したので家でのお経のあと、「穐霖院(しゅうりんいん)の戒名は御命日が9月だったので、9月の長雨という意味で、その時期を表す言葉として授けさせて頂いたんです。今日その通りの天気になりました。穐霖院さまの恵みの雨ですね」などと話をした。

13年前の9月6日、東京へ出向する為、飛行機の搭乗手続きを済ませ、待合室に入る寸前に、亡くなられたとの連絡が入り、そのままキャンセルした事を思い出した。「キャンセルします」といったら、受け付けのお姉さんが、「はぁぁ~」と驚いていたのも思い出した。あれから早13年・・・。

午後は、6月に亡くなられキリスト教でお葬儀を勤められた方の満中陰忌法要と納骨(分骨)を勤めた。「それでは、ボチボチ本堂の方へ」と案内すると、かわいい孫さんが、「おばあちゃんのところへいくの~」と。本堂にまつるおばあちゃんの遺影が嬉しそうに見えた。  今日も一杯汗をかいた・・・蒸し暑い一日だった。