*代務住職を勤める蓮教寺の総代役員をして頂いていた檀家さんのお葬儀を郡家町のJA葬祭さんのホールでお勤めした。
過疎地域の小さなお寺である蓮教寺の事をいつも親身になって心配して下さり、大変お世話になった方だった。お父様から受け継がれた、数珠玉が少し大きい数珠を手に持ってお寺にお参りされていた姿が思い浮かんだ。私の師父と同い年で85歳の旅立ちだった。
役僧に湯梨浜町の実相寺さんをお願いし、蓮教寺の隣の浄土真宗正栄寺さんも参列され、3名でのお坊さんでお葬儀をお勤めした。20年は風邪を引いていないといつも豪語しておられる実相寺さんが、珍しくちょっと鼻声になっておられ、「あれっ、20年ぶりに風邪ひかれましたかぁ~」と言うと、「いや、ようやく声変わりですわ~」と・・・。とても3度めの成人式を過ぎられたアラ還とは思えず・・・。あやからせて頂きたい。
JAさんのホールでお葬儀を終え斎場へ向かう為車に戻ると、なんと車のエンジンがかかったままになっていた。今日は忘れ物は無いと言っていたのにエンジンを切るのを忘れるとは・・・。実相寺さんに、「お上人が乗られた時に寒かったらいけんと思ってエンジンを切らんかったですが~」と言ってみたものの・・・呆れておられた・・・。気を付けたい。旅立たれた故人も「おしょ~にんさん、しっかりしなんせ~よ」言っておられるいような気がした。
































