ブログ

2月 8日(水) またも、ろうばい

2012年02月08日コメントをどうぞ

*また約30センチの積雪。今日も朝から”神様・仏様・除雪機様”がフル稼働。除雪機の操作で手首が腱鞘炎になりそうだ・・・。スキー(ボード)ウエアーも大活躍だぁ。

除雪機で飛ばした雪で境内に黄色い綺麗な花を咲かせていた蠟梅(ろうばい)の木が埋もれてしまった。あまりの雪の多さに蠟梅の木も”ろうばいの色”が隠せない事だろう・・・。

ろうばい 同志

”ろうばいの色”ってどんな色だろうと思いながら、以前ラジオの子供電話相談室で永六輔さんが”反省の色”ってどんな色ですかと子供に尋ねられていたのを思い出した。

確か、永六輔さんは、「この場合の”色”というのは、カラーの色ではなく、そこに何かの様子があるって事なんだよ~」と答えていた。さらに、「空即是色、色即是空・・・、あるけれども無い、無いけれどもある。回りの状況によって無いものがある。ドーナツの真ん中には何も無い穴がある。穴は空間で何も無いけれど、ドーナツは何も無い真ん中の穴によってドーナツとなる」なるほど~と思った。

”ろうばいの色”とは、”ろうばいしている様子”がそこにあると言う事になる。

世の中は回りのいろんな物によって支えられ成り立っているという事だ。人間も同じ。”ろうばい”しないよう心したい・・・。

2月 7日(火) お葬儀

2012年02月07日2件のコメント

*代務住職を勤める蓮教寺の総代役員をして頂いていた檀家さんのお葬儀を郡家町のJA葬祭さんのホールでお勤めした。

過疎地域の小さなお寺である蓮教寺の事をいつも親身になって心配して下さり、大変お世話になった方だった。お父様から受け継がれた、数珠玉が少し大きい数珠を手に持ってお寺にお参りされていた姿が思い浮かんだ。私の師父と同い年で85歳の旅立ちだった。

JAさんのホール

役僧に湯梨浜町の実相寺さんをお願いし、蓮教寺の隣の浄土真宗正栄寺さんも参列され、3名でのお坊さんでお葬儀をお勤めした。20年は風邪を引いていないといつも豪語しておられる実相寺さんが、珍しくちょっと鼻声になっておられ、「あれっ、20年ぶりに風邪ひかれましたかぁ~」と言うと、「いや、ようやく声変わりですわ~」と・・・。とても3度めの成人式を過ぎられたアラ還とは思えず・・・。あやからせて頂きたい。

JAさんのホールでお葬儀を終え斎場へ向かう為車に戻ると、なんと車のエンジンがかかったままになっていた。今日は忘れ物は無いと言っていたのにエンジンを切るのを忘れるとは・・・。実相寺さんに、「お上人が乗られた時に寒かったらいけんと思ってエンジンを切らんかったですが~」と言ってみたものの・・・呆れておられた・・・。気を付けたい。旅立たれた故人も「おしょ~にんさん、しっかりしなんせ~よ」言っておられるいような気がした。

2月 6日(月) 若桜町

2012年02月06日4件のコメント

*今日から宗務院(日蓮宗総本部)での研修会で東京出向予定だったが、若桜町蓮教寺の檀家さんが亡くなられた為、事情を言って急きょキャンセル。

軽トラックを借りて除雪機を積み、仕事を休んだ奥さんと若桜へ行き、枕経回向をお勤めしたあと、蓮教寺の雪かきをして帰っ来た。若桜町は道路には融雪装置があるので雪は無いが、ひとたび路地や境内に入るとまだ凄い雪。除雪に二時間半を費やした。除雪機の取り扱いだいぶん慣れてきたが、曲がるときには結構力がいるので腕が棒のようになる。除雪機と奥さんの取り扱いは容易ではない・・・。

たくましい除雪機と奥さん

 

ひ弱な住職

ほんとに、今年は除雪機様々。もしこれがなかったらと思うとゾッとする。

久しぶりに、軽トラックのマニュアル車を運転したが、最初は何度もエンストしそうになったが、そのうち慣れてきて面白かった。だがしかし、マニュアルだと片手でお茶を飲むのも大変で、オートマの有がたさが身にしみた。それに軽トラックで行く若桜町は遠かった・・・。

 

 

 

 

2月 5日(日) マンダラ

2012年02月05日コメントをどうぞ

*昨日、檀家さん宅での法事の時、お仏壇に大きな御本尊が祀ってあった。先代住職が書いたんだなぁと思いながら見ていたが、なんかちょっと筆使いが違うなぁと思ってよく見ていたら、平成10年に家運隆昌を祈念して端行院日涵が書いたと記されてあった。端行院とは私のお坊さんの名前(戒名)だ。この御本尊を書いたのは私だった。先代住職の書いたのを元にしてあるので似てはいるが・・・。

そこで、「マンダラとは、集まるという意味があります。姿形・役割・考え方も違う人間が、輪を作り、その輪がさらに丸く輪をなして繋がっている。お互いの足らない所を補いあいながら、仲良く共存共栄、共存共生して集まっている姿。それがマンダラです。ですからマンダラは私達の理想の姿なんです」などなどとお話しをさせて頂いた。家庭内もマンダラでありたいと・・・。

立派な!マンダラ御本尊

2月 4日(土) 無事帰る

2012年02月04日コメントをどうぞ

*本日2回目の更新!青空の広がる神戸にいると、しばし鳥取の雪をすっかり忘れていたが・・・帰って来ると雪国の現実が待っていた。

鳥取道を降りて、雪でわだちになった道を走行中にいきなり制御不能になり電柱に突っ込みかけた。寸前のところで電柱をすり抜け、胸をなでおろしたが、神戸から帰る時、「雪道気をつけて下さいね」と言われながら、「慣れてますから、大丈夫ですよ~」と言っていた事を思い出した。慣れほど怖いものは無いと反省。

電柱に突っ込まなくて本当に良かった。年末にタイヤ交換した時、タイヤ屋さんが、「このスノータイヤ、6シーズン目ですから、替えられた方が良いですよ~」と言われ、「まだ大丈夫ですよ~」とのんきに言っていた事も思い出した。過信も禁物だ。気を付けたい。

*法事の後席で、故人の兄弟の方が、「一番下の私が、兄妹みんなを見送りましたわ~。だから私は兄弟の誰にも見送ってもらえんちゅ~事ですわ~」と言われていたら、故人の息子さんが、「だけど、あの世でみんなにむかえてもらえますよ」と。なるほど~と思っていると、「おしょ~にんさん。あの世に行ったらみんなに会えるでしょうかな~」と。「会えると思いますけど、私もまだあの世に行った事がないので~」と・・・。故人の思い出話に花が咲き賑やかな供養となった。大祥忌(3回忌)をむかえられた故人も喜んでおられた事だろう。

その後、お墓参りに行ったが、都会の霊園は広かった。ひとりで行ったら、おそらく迷子になるだろう。家庭内でも時々迷子に・・・。

霊園

 

 

2月 4日(土) 神戸

2012年02月04日コメントをどうぞ

神戸市での法事を終え、垂水から第二神明へ 乗るところ。これから雪国へ帰る。

2月 3日(金) 節分祭

2012年02月03日2件のコメント

*今朝は約10センチの積雪。午前中に境内の雪かきを終え、ようやく冬型が納まり久しぶりに青空がのぞく中、『節分祭』をお勤めした。久しぶりの青空が何より有難かった、この好天は住職の行いが良いのか、お参りの方の行いが良いのか・・・。もとろん両方という事で・・・。

例年通り、午後一時から、お経を読み御祈祷。そして豆まきから最後に福引を行い無事『節分祭』を終えた。福引の時に、「1等と2等はお供えの大きなお餅、2等と3等は御神酒、あとはささやかな日用品です。が、テイッシュペーパが当たり、なんだぁ~テッシュペーパーかぁと思ったとたんに福は逃げていきます。テッシュペーパーだけど有難いなぁ~と思ったら、それをきっかけにいくらでも福を呼び込めます。福引とはそういうものです」とお話しをさせて頂いた。

さらにお話の最後に、「節分過ぎて七ゆきの”ゆき”、降る雪ではなく、何処何処へ行くの”行き”です。一週間が一行ですから、七ゆきは七週間で49日。立春から、七行で49日経つと、丁度春のお彼岸になります。それで、”暑さ寒さも彼岸まで”となるんです」などと話をして、皆さんが、大きな福を呼び込まれる事を願い『節分祭』を終えた。(*^。^*)

明日は、『立春』暦の上では春、まだまだ寒いけど、「冬は必ず 春となる」。寒さに負けず頑張りたい。

見事な青空

 

御祈祷

 

加持祈祷

 

豆まき!

2月 2日(木) 大雪

2012年02月02日コメントをどうぞ

*凄い雪だぁ。境内は60センチオーバー!でも新潟などの事を思うとまだましか・・・。除雪機が神々しい”神様・仏様・除雪機様”

という事で、ほぼ一日をついやし明日の『節分祭』に備えて雪かきをした。除雪機も結構力がいるもので、昨日のスキーの筋肉痛と重なり体はガタガタ・・・。でも去年の今頃はギックリ腰で歩行困難だった事を思うと筋肉痛などなんてことない。「なんで筋肉痛になられたんですかね~」といわれる方が、なんてことある・・・。結局、二日続けて一日じゅうスキーウエアーを着ていた・・・。

除雪作業

 

凄い雪

*今日は娘の20うん回目の誕生日という事で、『ボンヌ・ノノ』さん特製の美味しいケーキを食べた。「なんぼになっただぁ~。大きくなってェ~」というと「お父さんも大きくなっとるが~、歳だけは~」と。余計なお世話だ・・・。

まあ元気がとりえだが、この元気が何物にもかえがたい。有難い事だ。とい事に・・・。

 

元気がとりえ・・・

*大寒の日から、毎晩お勤めしてきた『寒行』(本堂でお経を読み、厄歳の祈願をする)も今日の夜で終わり。明日は節分で寒が明け、4日は『立春』。春が待ち遠しい。

 

2月 1日(水) 2月は逃げる

2012年02月01日コメントをどうぞ

*朝、お会いした檀家さんが、「おしょ~にんさん。2月は逃げるっていいますけ~な~。あっというまですよ」と。2月が始まったばかりだが、確かにその通りだ。心したい。

*節分のお札作りもひと段落していたので、友人に誘われ午後から若桜氷ノ山(ひょうのせん)スキー場へ行った。おりしも県立八頭高校の生徒さん達が約280人ほどスキー研修で来ていた。本来だったら講師を勤めているはずだったが・・・。

コンデションは最高だった。ゲレンデの・・・。スキーとボードを堪能して無事帰って来たが、さすがにくたびれ、足痛かった。だがしかし、家では、疲れたとか足が痛いなど、けしてそんな事は言えるはずもなく・・・。筋肉痛と奥さんは気を付けたい・・・。

1月31日(火) ロウバイ

2012年01月31日1件のコメント

*雪にばかり気を取られていたが、ふと見ると境内に蠟梅(ろうばい)の花が咲いている事に気がついた。

調べてみたら蠟梅(ろうばい)は、ロウバイ科ロウバイ属の1月から2月にかけて黄色い花をつける落葉広葉低木で、香りが強い。唐の国から来た事もあり唐梅とも呼ばれ、花弁ロウのような色であり、臘月(今の時期)に咲く事からこの名がついた。と書いてあった。

この時期のお葬儀の時、ロウバイの咲く頃に旅立たれたという事でお戒名に臘月院と授けさせて頂いた事がある。

その名の通りの綺麗な黄色いロウのような花からは良い香りが漂い、しばし雪との格闘を忘れさせてくれる。

デジカメで写真を撮っていたら、いきなり電池か無くなり・・・ちょっと慌てうろたえたが、蠟梅の花は、狼狽の色とはなんの関係もない・・・。

綺麗な蠟梅(ろうばい)の花