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9月 6日(火) お葬儀と大黒さん

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学成寺の檀家総代としてたいへんお世話になった総代さんのお葬儀をお勤めした。いつもちゃんとネクタイをして正装されお参りされ、孫のような私にとても丁寧にして下さった。芯の強い矍鑠とした方だったが、笑顔がなんとも優しい方だった。お勤めをしながら、数年前お墓を改葬され、「おしょ~にんさん。ほんに、くつろぎましたわ~」と言われた時の穏やかな笑顔が思い浮かんだ。87歳の旅立ちだった。

イスを用意された自宅でのお葬儀 

お葬儀を勤め火葬場からお寺へ戻り、午後1時半からは『大黒天神祭』を勤め、その後お葬儀の締めくくりとなるお寺詣り法要と初七日法要をお勤めした。

大黒天神祭にお参りに来られたおばあちゃんが、玄関で靴を履きながら、「ありゃ~、ここにありましたがな~」と。何かと思ったら、行方不明になっていた傘が学成寺の傘立てに・・・あったらしい。「いつ忘れたが分からんけど、今日マツドさんから7千円もする傘を買って来たところですのに~。まあ、でも大黒さんの御利益がありましたわ~」と喜んでおられた。花の絵がちりばめられ綺麗なかさだったので、てっきり若い方の傘かと思っていたが・・・。そう言えば私も先日傘を忘れたが、何処に忘れたかも忘れ・・・。でもまだ傘を忘れた事は忘れていなかった・・・。

大黒天神祭

9月 5日(月) 朝日新聞さん 

2011年09月05日2件のコメント

朝日新聞の記者山崎聡さんが取材に来られた。学成寺の事を特集記事にして新聞に掲載して下さるとの事。

望む所だ~という事で、質問に答えていたが、予想通り(予定通り!?)話が脱線し・・・。今日の取材をまとめるのは至難の業になる事だろう。最後に、「なるべくお坊さんに間違えられないようにしてるんです~。お坊さんだって分かった時に、あ~なるほどお坊さんだったんだと思われるようなお坊さんになりたいんです」と訳のわからない事を言っていると、山崎さんが「面白いお話が一杯ありましたけど、お話はお坊さんのようでしたよ~」と。お坊さんだと間違えられるようだと、まだまだ青い・・・。

先日読んだ『聖・おにいさん』の事にもふれられ、「私も読んでますが、あの本をお坊さんが読まれたらどんな感想を持たれるか興味がありありました」と言われるので、「お坊さんでも勉強になりますよ。これだけの漫画を書こうと思ったら、相当勉強していないと書けませんよね、おそらくお坊さんよりも勉強しておられますよ~」というと笑っておられた。私は、楽しいひと時だったが、山崎さんは・・・。新聞記事が楽しみだ。

山門で証拠写真

9月 4日(日) 走行距離 

2011年09月04日2件のコメント

しかし、夕べの千代川の濁流は怖かった。決壊するかと思った。今朝は水が引き河川敷グランドは姿を現していたが、野球のバックネットは何処へ行ってしまっていた・・・。災害等の情報がメールで送られてくる「あんしんトリピーメール」は昨日からメールが鳴りっぱなし。凄い情報量だったが、気になってお陰で睡眠不足に・・・。

午前中、学成寺で33回忌の法事を勤め、午後は若桜町の蓮教寺で満中陰忌法要を勤めた。蓮教寺へ向かう途中、車の走行距離メーターが丁度20000キロになったので停車して写メ。2年で2万キロ、そこそこの距離だ。走行距離のメーターを見ながら、私の50ウン年人生の走行距離はいかほどか~と思った。トラブルによる進路変更の連続、ギアを入れ間違えてエンスト、ブレーキが利かずに暴走、スピンの連続で気がつくと反対方向を向いていたり、ハンドルはあって無いようなもの・・・。そのうちシルバーマークになり・・・さらなる暴走も考えられる。そう思うと車は可愛いものだ。車も人生も上手に運転したい。

走行距離2万キロ

 

 

9月 3日(土) あんしんトリピーメール  

2011年09月03日コメントをどうぞ

6月26日にモッブスフェローズ熱いライブ演奏聞かせてくれていたジャズドラマーのセシル・モンローさんの訃報をモッブスフェローズのオーナーさんからの電話で聞いた。なんと千葉館山の海岸で11歳の息子さんとボディーボード中の海難事故との事、56歳だった。心優しい方で多くのミュージシャンに愛されていた方だったそうだ。親交の深かったオーナーさんの、「なにも、こんな台風の時に海に行かなくても・・・、何でセシルが・・・・・・」という思いを聞きながら、セシル・モンローさんの人柄が偲ばれた。人間の命は如何にはかないものか・・・。

今日は、93歳で天寿を全うされたおばあちゃんの大祥忌(3回忌)法要をお勤めした。法事のあと席で、4歳の可愛い孫さんが私の前に来て、「ぜんぶ、たべてくださいね~」と。いつも喋ってばかりで食べる暇のない私だったが、今日はお喋りもしたけど、ほとんど食べさせて頂いた。そもそも施しを受けた物はすべて頂かなくてはならないわけなので、孫さんはお釈迦様のお使いだったかも・・・。賑やかな供養となり、(曾)おばあちゃんも喜んでおられた事だろう。

あと席のレーク大樹への道中、千代川を渡ったが、かなり増水しており、河川敷グランドへ水が押し寄せる勢いだった。かなり心配だ。

増水する千代川午後1時頃

友人から、気象情報や災害情報に交通情報など様々な地域の情報を携帯電話にメールで発信してくれる「あんしんトリピーメール」の事を聞き、登録した。するとどこどこの河川が危険水位に達しているとか、道路の通行止め情報から、バスや列車の運休情報やら、早速に情報メールが来るわ来るわ・・・。情報が入り過ぎてかえって不安になって来た。でも凄い情報だ。

たまたま、お寺に来たFさんに、「家庭内にもあんしんメールがいるぞな~」というと、「そんなの鳴りっぱなしですよ~」と笑っていた。「Fさんも他人事じゃ~ないぞ~」というと、さらに他人事のように笑っていた・・・。先日もなんか同じようなパターンの事があったような・・・。

夕方、6時半頃、千代川橋を渡ったら、水位が上がりグランドは完全に水没。ここまで水位が上がっているのは見た事ない。かなり心配だ・・・。

午後6時半の千代川

9月 2日(金) 開業58年! 

2011年09月02日2件のコメント

久しぶりに友人と老舗の丸福珈琲店へいった。子供の頃この店の前を通ると珈琲の良い香りがしていたのを覚えているが、今もそれは変わっていなかった。おじいちゃんに連れられ初めてこの店でコーヒーを口にした時、香りと味のギャップに思わず「ウッ」と吐き出した事を子供心に覚えている。久しぶりにおじいちゃんの優しい笑顔を思い出した。このせいではないが、今も、おこちゃまのままでコーヒーは飲めない・・・。

という事で、ホットミルクティーと年甲斐もなく、恥ずかしげもなく、チョコレートパフェを注文してしまった・・・。ここのコーヒーは濃いめで有名だが、ミルクティーも濃い目でちょっと渋いくらいだった。が、甘いパフェと調和して丁度良いくらいだった。

開業58年なので私より年上の丸福珈琲店だが、てっきりここだけかと思っていたら、本店は大阪千日前にあるそうだ。元は東京でオーナーシェフだった伊吹貞雄さんが昭和9年に大阪千日前に創業したのが始りで、全国で18店舗を構えるとの事。レトロな店の雰囲気に、時間がゆっくり流れるような感じがしてほっと癒されるひと時だった。天正7年創業430年の学成寺も負けずに癒される空間『くつろぎ処 学ちゃん』!?でありたいと思った。

開業58年の丸福珈琲と生誕50うん年の・・

9月 1日(木) 前田兄弟

2011年09月01日コメントをどうぞ

ベトナムのホーチミンで開催されたフロアバーテンダーの世界大会で見事世界一の栄冠を手にした前田兄弟、前田武頼(28)さんの「世界大会優勝祝賀会」が夕べ市内のホテルモナークで開かれ出席した。

一日10時間にも及ぶ練習につぐ練習を積み重ね、この栄冠を手に入れた武頼さんの姿をずっと見て来た兄の知憲(32)さんが、「弟は死んでしまうんじゃないかと思いました~」と、語るほどの努力を重ねてきたイケメン武頼さん。そんな武頼さんが、「改めて自分達は沢山の人達に支えられてここまで来たんだという事を感じています」と語る姿に感動した。まさに自力と他力の融合だ~。

感動とは”感じて動く”と書くので、私も何かしら行動に移したいと思った。が・・・2時間半に及ぶ立食パーティだったので、腰が痛くなり・・・。

前田兄弟に挟まれ

最後は、ショータイム!

8月31日(水) 深い御縁

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「先祖のお墓が学成寺さんにあると思います」と尋ねて来られた方があった。調べてみると今は無縁さんになっているが、安政とか嘉永とか150年ほど前のお墓が見つかり大そう喜ばれた。

確か同じ名前が本堂にある鐘にも書いてあったと思い確認すると、本堂に置いてある鐘がその方の曾曾おじいさんにあたる方が奉納されている事が判明し、鐘の音を聞きながら、「今日はとても良い日になりました」とこれまた感慨深げにとても喜んでおられた。私もとても嬉しい気持になった。現在でも使わせて頂いているその鐘には、「豊田屋浅右衛門売買繁栄子孫長久の為安政二年
奉納」と彫られていた。今から156年前の事になる。御先祖様もさぞかし喜んでおられる事だろう。

この鐘は昔、盗難にあいもう少しで鉄くずと化してしまうところだったが、寸前のところで発見され奇跡的にお寺に戻って来たと聞いている。御利益のありそうな有難い鐘だ。命の繋がりや、いろんな深い御縁を感じる一日だった。

156年前に奉納された鐘

8月30日(火) 大事なものは・・・ 

2011年08月30日コメントをどうぞ

若桜町へお経に伺った檀家さんか、映画撮影の誘致や撮影支援をしておられ、様々な苦労話を聞かせて頂いた。

表に出ない苦労話を聞きながら、相田みつをさんの言葉、『土の中の水道管 高いビルの下の下水 大事なものは表にでない』を思い出した。うちの奥さんは結構表に出てくるが・・・。

帰り道、若桜町の踏切の遮断機が鳴り若桜鉄道の汽車が走って来た。本数が少ないので遭遇する事は珍しい。しばらく汽車と並んで車を走らせた。

踏切

R29にそって走る汽車

8月29日(月) 駆除  

2011年08月29日コメントをどうぞ

友人のFさんが来て、「スマホ(スマートフォン)のウイルスが問題になってますから、ウイルス駆除ソフトをダウンロードした方がいいですよ~」という事で、『ドコモあんしんスキャン』というソフトをダウンロードした。

「家庭内にもウイルス駆除ソフトを入れた方がいいかもしれんぞ~」と言っていると、側にいた愚息が、「おと~さん。一番最初に駆除されたらど~する~」と。Fさんは思わず、ふきだして笑っていた。だがしかし、Fさんも他人事では無いのにと思った・・・。

携帯にウイルスソフトをダウンロード

8月28日(日) 文化のレベル

2011年08月28日コメントをどうぞ

満中陰忌法要を勤めた。法要後、「御命日から49日までを中陰といいまして、今日の法要は、その中陰の日にちが49日満ちましたという事で、満中陰というんです」などとお話しした。まではよかったが、「地獄・餓鬼畜生・修羅・人間・天人・声聞・縁覚・菩薩・仏は、亡くなってから行く所ではなく私達の生きている時の心の在り方を表したもので、怒っている時、争っている時、泣いている時、穏やかな時、笑っている時、優しくいられる時というふうに思って頂けると現実味を帯びてくると思います。さらに今の自分の状況を当てはめてみるとさらに実感が湧くことでしょう。刹那的という言葉がありますが、刹那とはインドの時間の単位で、なんと75分の1秒を一刹那というんです。刹那の如くとは、一秒間に私達の心は75回もコロコロと動くという事を表した言葉なんですよ」・・・。段々話がややこしくなって・・・。

法事を終え客間に行くと来客があった。9月28日に鳥取市民会館で行われる『舘野泉&平原あゆみピアノジョイントコンサート』の実行委員の方が2人来ておられた。舘野泉さんは2002年演奏中に脳出血の為倒れ半身不随となったが、その後左手のみの演奏で見事復活され演奏活動を続けて置かれるかたで、そのゆいつの弟子である平原あゆみさんとのジョイントコンサートとの事だが、チケットの売れ行きが悪く、こうしていろんな所を訪ねて歩いているとの事だった。興味があるので、チケット買いましょうといったら、すでに奥さんが数枚買っていた。しばらく、「鳥取は文化のレベルが低いんです~」「うちのお寺でもコンサートをやってます~」などと音楽談義に花が咲いた。が、お寺(お坊さん)のレベルは・・・。

パンフレット