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8月27日(土) 祥月命日 

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今日が”祥月命日”の大祥忌(3回忌)法要をお勤めした。「”祥”はさいわいに変えていくという思いが込められた字です。昨年は、小さなさいわいで小祥忌。今年はさらに大きなさいわいに変えていくんだという思いを込めて、昔の人は3回忌の事を大祥忌といって手を合わせたんです」などとお話しした。

さらに、「平成21年の8月27日が御命日ですから、今日は祥月命日という事になります。以前、命の日と書くので命を授かった日、誕生日を”命日”と言った方がよいのではと言われた方がありました。でも、昔の人は命を締めくくった一番厳しい日をあえて命の日と書いて”命日”と呼んで来ました。これは、その日を向かえるたびに”命”の事考えましょうという思いが込められていたんです。近年は仏様の都合より、人間様の都合が優先されるようになり、この日に供養を勤める事は少なくなりましたが、今日は祥月命日の日に供養が勤められ良かったと思います。故人を偲んで、何がさいわいか、どうしたらさいわいに変えていけるかを考える。今日はそんな良き日です」。などと話をさせて頂いた。夏が戻って来たような暑い日だった。本堂のクーラーが有難かった。

涼しい本堂

8月26日(金) 研修会

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鳥取県日蓮宗宗務所主催の夏季研修会が三朝で開かれ出席した。今回は、日蓮宗現代宗教研究所所長の三原正資先生をむかえ、「現代葬儀事情と私達の使命」と題して講演を聞いた。葬儀は誰の為に行うのかとか、日本仏教の伝統と近代仏教の問題点など、最後は法華経の信者であった宮沢賢治さんの生き方などの話に及び3時間の研修が無事終了した。

葬儀をするのは、人生における死の恐怖への対応であるとか、そういう意味では檀信徒さんとの普段の付き合いから、すでに葬儀は始まっている。などの話や、経典を中心として、戒律を重んじないのが日本仏教なので、大いに所帯じみていいんです。などの話はなるほど~と、安心した・・・。だがしかし、我々お坊さんから、葬儀と法事を取ったら何が残るのか、今さらではあるが、考えさせられた。

講義の最後に質疑応答になり、皆から、「かくじょうじさん~」と使命を受け、「お布施云々という話が出てましたが、お経にはちゃんと質素に給仕して暮らしていれば”乏しきところなからしめき”と書かれているではないですか、もっと基本にかえりましょう」とか、「これもお経に書かれていますが、我々お坊さんは火事が起こった屋敷の庭で、火の粉が降りかかりつつあるのに、それに気付かず遊びほうけているという状態です。お尻に火が付いている事に気付きましょう」などと自分の事を棚に上げて・・・質問とは言えなくなってしまった・・・。

研修中

三朝温泉の花屋別館のお風呂には、「三朝のお湯は身体を元気にする 放射線のホルミシス効果」と書かれていたが、この時期放射線云々はちょっと微妙・・・。名前が『花屋別館』なので、本館はあるんですかと聞くと無いとの事。何故別館なのかちょっと微妙・・・。

放射線効果・・・

8月25日(木) 聖☆おにいさん 

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著者中村光氏の漫画、『聖(セイント)☆おにいさん』を読んでいる。これは、世紀末を無事に終えた目覚めた人ブッダと神の子イエスが、下界に降りてきて東京・立川のアパートでバカンスを過ごすという設定の漫画。

イエスがつくった味噌汁を飲みながら、「神のみぞしる、”神のみそ汁”」などのダジャレや、「あの名曲が聞こえて来そうだよ~」というイエスに ♪盗んだ木魚を打ち鳴らし~ 夜中に祇園精舎の窓を割って回る~ とにかくもう~ 王宮や邸宅には帰りたくない~ 今夜出家の計画を立てる・・・~♪と歌うブッダ。イエスが 「ゴメン!まさか君と尾崎がリアルにリンクするとは思わなかったんだ~」・・・。おもわず噴き出してしまった。

予備知識が無いと誤解を受けそうな場面も多々あるが、それはそれでなかかな面白く、勉強になる事も結構ある。が、頭の固いお坊さんには受け入れられないだろうな~・・・。

聖☆おにんさん SAINT YOUNG MAN

8月24日(水) 劣化が気になる 

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*お墓参りに来られた方が、「おしょ~にんさん、なんだ~境内にキノコが生えとりますで~」と言って来られたので出てみると、目玉オヤジと見間違うような怪しいキノコが二本生えていた。中学生の頃に読んだマンガ『男おいどん』(誰も知らないかぁ)に出てくるサルマタケを思い出した。これは何かの吉兆か・・・。

怪しいキノコ

*島田紳助さんの芸能界引退には驚いた。他にも明日は我が身だと怯えている芸能人さんがいるかもしれない・・・。出る釘は打たれる。出るキノコは!?。テレビ番組の劣化も気になる。お寺やお坊さんの劣化も気になる・・・。

*昨晩初七日のお経に伺った檀家さんで、祭壇の横に学成寺ホームページの『今日のつぶやき』がプリントアウトされて置いてあった。恥ずかしいやら、嬉しいやら・・・。これからも劣化しないように”つぶやき”たい。

8月23日(火) 元気な時にこそ・・ 

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先日までの暑さは何処に行ったんだろうか。若桜町へお経に行ったら、「若桜は朝晩ちょっと肌寒いくらいですよ~」と言われていた。

お経後にお茶を頂きならが話をしていると、「ちょっと腰が重たくなりましたけ~、歩かんといけんと思って歩いたらよけいに痛と~なりましてな~。やっぱり何でもない時、元気な時に歩かな~いけませんな~。おしょ~さん腰の具わいはど~ですかな」と。「その通りですね~、お陰さまで良くなりましたけど、元気な時にちゃんと歩いたり運動していないから、こ~いう事になるんですよね」と反省。だがしかし、いつも反省と言っている割には・・・。

帰り道、八頭町日田地区の温度計は23℃、秋の足音が急速に聞こえてくるようだ。

国道沿いの温度計

8月22日(月) 花を咲かそうよ~

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本町の「ギャラリーあんどう」さんで開かれているニシオトミジさんの個展『百花繚乱展』を見に行った。今回の個展では花を描いた作品約200点が展示されていた。写実性を極めたニシオさんの作品は一見写真のように見えるが、見ていると写真よりも実物らしいというか何と言うか凄い作品の数々。なんか花にも表情があるように感じられ、細かな描写に見入ってしまった。「感受性と技術がないと良い作品はかけません」と優しく語っておられたが、そんなニシオさん自体も花のように見えてきた。まさに百花繚乱!

そんな作品に囲まれていると、喜納昌吉さんの名曲『花』が思い浮かんだ。♪泣きなさぁい~ 笑いなさ~あい~ いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ~♪ 私には感受性も無ければ技術も無く、かくのは恥ばかり・・・だが、それなりの花を咲かせたい。

花を咲かそうよ~

8月21日(日) お盆ウイーク終了

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今日の学成寺の『お盆施餓鬼法要』が終わり、この法要をもって今年の御盆行事が無事終了となった。途中13日頃から腰があぶなくなったが、なんとか持ちこたえ・・・。7月中旬からプレッシャーを感じていたので、ほっとひと息。法要後食事をしながら、来て頂いた6人のお寺さんと労をねぎらいあった。ほんとにヤレヤレ。この安堵感!。

今年も沢山の方々と一緒に、様々な思いを込めて手を合わさせて頂いた。普段あんまり考えないような事をちょっと考えてみる、お盆ってそんな時だと思う。

法要開始前

法要中

有難い!?お話・・・

可愛いお参り

 

 

8月20日(土)  野辺送り 

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今日は同じ町内の長栄寺さんの『施餓鬼法要』をお勤めした。これでいよいよ『施餓鬼法要』ウイークも明日の学成寺を残すのみとなった。

法要前

長栄寺さんの法要を終えた後、郡家町落岩へ行きお葬儀をお勤めした。8月8日にお盆のお経に伺った時、お経を終えて振り向くと、バットの杖をついてほんとに少しずつ歩いてこられ、深々とおじきをして下さった事をブログに書いていたおじいちゃんだった。今思うと、あれはお別れの挨拶だった・・・。杖となっていたバットもちゃんとお棺に納められていた。いつもとても丁寧に接して下さった方で、そんな時折々の姿を思い出しながらお勤めさせて頂いた。

お通夜も、お葬儀も今では珍しくなった自宅葬。大勢の方々に見送られ落岩で生まれ、落岩で暮らし86年の生涯を送られたおじいちゃんはとても喜んでおられた事だろう。しかし、野辺送りの時の葬列をくむ御近所の方々の服装は、なぜいつも普段着に長くつなんだろう・・・。

お寺参り法要の時、本堂へ上がられる方が、入口に置いてあった「ダンシングトラッキー」の手を握られたらしく、いきなり「六甲おろし」が鳴りはじめ・・・。「おっ六甲おろしが鳴り始めたで~」と反応が。阪神ファンの方がおられたようだった・・・。

自宅での葬儀

野辺送り

8月19日(金) 白髪染め

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白髪がかなり目立ち始めたので、家で頭髪を染めた。サランラップをかぶせるとよく染まるという事らしく、白髪染めを塗った後、頭にサランラップをかぶせられた。が、危うく顔面にもかぶせられるところだった。サランラップのお陰かどうかわからないが、黒々と染まり喜んでいると、白髪染めの箱にはダークブラウンと書かれていた。ちょっと茶髪になるかもしれない・・・。

サランラップ

『お盆施餓鬼』ウイークも半ばをむかえ今日は馬場町の本慈院さんの法要を勤めた。法要を勤めながら、『地獄と極楽』の話を思い出した。

ある男が夢の中で、『地獄の館』に入り込んだ。館の中には大きなテーブルが置かれ凄い御馳走が並んでいた。テーブルの回りにはイスに縛り付けられてやせ細った人達 が1メートルはあろうかという箸をもたされ、苦労してつかんだ料理を自分の口に入れようとして凄い形相でもがいていた。こりゃ~こんな所は御免だ~と。飛 びだし、今度は『極楽の館』に入ってみた。すると同じようにテーブルには御馳走が並び、イスに縛り付けられた人たちが1メートルの箸を待たされていた。し かし、ここの人達はふくよかで笑顔に満ちていた。なんでだろ~とよく見ると、1メートルの箸で料理をはさんでは、テーブルの反対側に座る人の口に運んでい た。

地獄と極楽の違いは、たったこれだけの事。「わたしが(我)」の”が(我)”を、あなたが(我)に付ければみんなが救われるんだけど・・・。たったこれだけの事が、難しい・・・。

所用で板井原へ行った。

野土香

8月18日(木) シダックス

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夕べ、全員そろっているのは今日だけだという事で、息子・娘・甥っ子・奥さんとシダックスのカラオケに行った。熱唱・絶叫の連続でお盆の疲れも飛んでいったかと思われたが、腰痛は・・・。奥さんと息子と甥っ子は先に帰ったが、居残りした娘と私はさらに延々と・・・。翌朝奥さんが、「夕べはお元気でしたようですが、腰痛は直られたんですかね~」と・・・。

♪夏・夏・夏・夏~ココナッツ~♪

今日は、馬場町の芳心寺さんの『施餓鬼法要』。芳心寺さんの本堂には業務用のクーラーが設置されていた。法要中に院主(前住職)さんがエアコンの調整をされており、お陰で快適な法要となり、餓鬼界の飢渇(けかつ)を除く『施餓鬼法要』だが、その前に我々の飢渇も除かれたような気がした。

法要開始前