＊お檀家さんがお二人で先祖のルーツを調べにお寺に来られた。すでにかなりの資料を持っておられ学成寺の過去帳とお墓を照らし合わせながらルーツを探って行った。

墓地へ行きお墓を調べていると、延宝９年（１６８１年）に建立されたお墓があった。なんと３３２年前だ。

学成寺は天正９年（１５６１年）今を去る事４５２年前に創立されたお寺で、当時は今の馬場町にあったという事だが、火事で焼失し２５０年くらいまでに現在地に移転されている。なので、このお墓は、馬場町からここに移転されという事になる。おそらく今の境内墓地にあるお墓で一番古いお墓ではないかという事に。

「お墓にはよく妙法と書いてありますがどういう意味ですか」と尋ねられたので、「妙とは、私達人間ではとうてい理解できない不思議な御縁で命を頂き、生かされているということなんですよ。私達の知恵では分からない事が多いので”妙な”って言葉になりました。妙法とはそういう不思議な御縁の法則で私達は成り立っているんですという意味があるんです」などとお話しさせた頂いた。

「今日はとても嬉しい気持になりました」と言われる檀家さんに、「そうですね、きっと御先祖様も喜んでおられますよ」と。私もとても嬉しい気持になった。

３３２年前のお墓

＊恒例となった第一生命さんの『サラリーマン川柳』ベストテンが発表された。堂々の１位は『いい夫婦　今じゃどうでも　いい夫婦』　これについてのコメントは控えさせて・・・。

以下　　１　いい夫婦　今じゃどうでも　いい夫婦　　　　２　電話口　「何様ですか？」と　聞く新人
３　「辞めてやる！」　会社にいいね！と　返される　　　４　風呂にいた　ムカデ叩けば　ツケマツゲ
５　ダルビッシュ　一球だけで　我が月給　　　　６　スッピンで　プールに入り　子が迷子
７　人生に　カーナビあれば　楽なのに　　　　　８　すぐキレる　妻よ見習え　ＬＥＤ
９　ワイルドな　妻を持つ俺　女々しくて　　　　１０　何かをね　忘れたことは　覚えてる

相変わらず、笑うに笑えないが、思わず笑ってしまう・・・名（迷）作品の数々。だがしかし、作品を見ながら、なんともさみしい時代になってしまったようなと思い、悲喜こもごも・・・。

＊昨日、宗務院での会議を終え、池上本門寺へ行き師僧、僧多聞様にお会いした。お出ましになられると、「お～、よく来たなぁ。みんな元気かぁ～」と有難いお言葉を。御壮健なお姿に恐る恐る「た、正しくお変わりになられているご様子で大変けっこうでございます・・・」と言っていると、「お前もだぞぉ～。しかし～、お前は、ぜんぜんかわんねぇ～なぁ～」とおっしゃったのて、「はい。変わりようがないもので～」と・・・ 。

「レンゲ草の咲く田んぼを見てたら、山主様の、妙法レンゲ(草)僧の話しを思いだしました」などと言っているとにこやかに笑っておられた。帰るときには、「お前～、奥さんに宜しくなぁ～ 」と。イヤですぅと言おうと思ったが・・・、おそれおおくもかしこくも・・・。

元気がわく、有り難く楽しいひとときだった。

僧多聞様と

*今日二回目の更新！
東京大田区池上にある日蓮宗総本部で、開催された『全国教化センター長会議』に出席中！

午後は、朝日新聞東京本部報道部の宮本重頼さんによる『宗教担当記者から見た仏教会の常識・非常識』という講演。
これは勉強になった。
1,お坊さんは、金に汚い？。2,宗教だから許される？。3、ズレテ てる時代感覚？。4、宗教車って特別な存在？。
私が。普段から危機感をもって思ってることを、ズバズバと言われるので、ついつい調子に乗って自分の事を棚にあげた発言をしてしまった！他の70名近いお坊さんは、どうお思ったことだろう。

＊夕べ、米子市のコンベンションホールで『松山千春コンサートツアー２０１３夢破れて尚』を観た。何と前から２列目の良席！以前鳥取の梨花ホールの３階席で見た時は、松山さんが出てきた瞬間、光る頭しか見えず、一瞬サンプラザ中野さんかと思ったが、今回はすぐ松山千春さんだと確認し、熱唱で浮かび上がる血管まで確認した(*^。^*)

歌う伝道師『松山千春』さんのステージは歌といいお喋りといい素晴らしかった！　　高校時代の恩師が認知症と戦っている話から、「死ぬ事を怖がったら、生きる事もこわくなる」とか、「そよ風は誰にとっても、そよ風。すべてフェア。アンフェアにしてるのは我々人間だ」などと心に残るMCの連続。独特の毒舌で人の何倍も態度がデカイ松山さんが歌い終わるごとに、深々と頭を下げる姿に感動した。これぞプロ。まさに”実るほどコウベをたれる稲穂かな”　　いかに頭を下げないお坊さんが多い事かと反省・・・。

新曲『夢破れて尚』も素晴らしかった。♪夢破れて　なお～　夢によう～♪　いい言葉だ。２度のアンコールで客席と大合唱となった　♪はてし～ない～　おおぞらと～　ひろい大地のその中で～♪　は大感動だった。

どっちがお坊さんだか・・・

＊玄関に宅急便に貼るらしいステッカーが置いてあった。休みをもらって久しぶりに帰省した息子に、「このステッカー、お母さんの背中に貼っとこうかぁ～」というと、息子が、「どうなってもしらんけ～」と。もちろん覚悟のうえだ・・・。

・・・

＊琴浦町八橋の法輪寺さんで、本年度の鳥取県管内『寺院総会』が開かれ出席した。

出席は約３０名弱、席順は役職を除きだいたい年功序列で座るが、私はまだまだ若いと思っているのにいつのまにか・・・。だが、有難い事に、我々は元気でありさえすれば定年はないし・・・、５０・６０まだ鼻たれ小僧だ・・・。鼻たれ坊主でガンバリたい(*^。^*)

寺院総会

＊行年９３歳のおじいちゃんの満中陰忌の法事をお勤めした。法要後、六道輪廻は死死後の事ではなく生きている時の心の在り方を表すんですなどと話をして、「六道の一番上、天上界にも段階がありその一番上の状態を『有頂天』といい、一番上まで来たぁと調子に乗っていると、一気に奈落（地獄の事）のそこへ・・・」。などとお話しをしたが、私の事だぁと・・・。

衣すがた・・・

＊なにやら奥さんが珍しく、「♪が～んばらないけど～　いいでしょ～♪っていう、あの吉田拓郎の歌いいわぁ～」と。どうやら最近テレビのCMソング（アサヒの発泡酒新商品「ふんわり」のCMソング）で吉田拓郎の『ガンバラナイけどいいでしょう』が流れているのを聞いたらしい。

この曲は、２００９年のアルバム『午前中に・・・』に収録されている曲で、２００７年に拓郎がうつ病にかかった時の体験を書いた曲。

私はこの曲は、♪こえてゆけそこを～　こえてゆけ～それを～　今は～　まだ～　人生を語らず～♪と歌った『今はまだ人生を語らず』（昭和４９年発表の曲）のアンサーソングのように思っている。

３０数年の歳月を重ね、頑張って山あり谷ありの人生を積み重ねてきた拓郎が優しく歌いあげる、♪が～んばらないけど～　いいでしょ～♪　には重みや味わいがあり心にしみる。♪私なりのやり方で♪ガンバリたい(*^。^*)

＊今日は鳥取県内の日蓮宗寺院の奥さん方の集まり『寺庭婦人の会』なるものが、馬場町の芳心寺さんで開催された。午後の来客中のくしゃみの原因は、ここにあったかと・・・。

お寺の御婦人方が交流を深め仲良く賑やかになるのは良い事だ。だがしかし、ますますこっちの立場が・・・。さわらぬ神じゃなくて、さわらぬ奥さんにたたりなしという事で・・・ほどほどにお願いしたい・・・。

お勤め！

賑やかそう～