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4月30日(土)

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*東京ディズニーランドが営業を再開した。ディズニーランドは至れり尽くせりの徹底した顧客サービスを売り物にした遊園地だが、この顧客第一という考えが世の中のいたるところに進行し”ディズニーランド化現象”として良し悪しの状況があるとの事だ。

教育の現場である学校も生徒やPTAがお客さまで先生や教育委員会が経営者という構図になり、学校は生徒や父兄の顔色を伺い、生徒は先生の足元を見るよ うになる。そうなるとお客様である生徒が悪い事をしても怒れない。そして教育自体が成り立たなくなるとの事。なるほど~と感心している場合ではない が・・・。

家庭のディズニーランド化も進み、その結果子供を叱る事も厳しくしつける事も出来ない。これもその通りだ。

日本の伝統や文化が”ディズニーランド化現象”に流されていくのはちょっと心配だ。

敷居が高く、取りつきにくい印象を与え続けてきたお寺としてはある意味、”ディズニーランド化現象”はありかと思われるが・・・。なんとも。

私も一度だけ、ディズニーランドに行った事がある。息子が小学生3年のの時、千葉県清澄のお寺で度牒(どちょう)といってお坊さんになる為のスタートラ インに立つ儀式に出席した時だ。その帰り道によった訳だが、度牒が目的だったのかディズニーランドが目的だったのか・・・。これも家庭の”ディズニーラン ド化現象”だったか・・・。

我が家のディズニーランド化現象!?

4月29日(金)

2011年04月29日コメントをどうぞ

*市内の中心部若桜街道を歩行者天国にして行われたイベント『とっとり花のまつり』に鳥取市仏教会として便乗し、お釈迦様の誕生を祝う『花まつり』とい う事で甘茶のサービスを行った。甘茶用に用意した紙コップが1500個、子供達に配った紙ふうせんが1000個すべて無くなった。
さらに便乗してちゃっかり学成寺の『花まつりライブ』のハガキ大の案内状も130枚配布してしまった・・・。

朝は雨が降り心配していたが、歩行者天国が始る午前11時には青空がのぞき穏やかな天気になり、数人のお坊さんが、「私の普段の行いのお陰だ~」と言いあっていたが・・・。私は全員違うと思った。

甘茶を初めて飲む人も多く、「これって、砂糖が入っているんですかぁ~」とか、「このお茶は鳥取名産なんですかぁ~」と尋ねられた。いかに普段お坊さんが、『花まつり』の情報を発信していないかだと反省。
「美味しい!」という人もいれば、飲んですぐウエッ~と顔をしかめる子供さんもいて大笑い・・・。

しゃんしゃん鈴の音大使のお姉さんと

可愛い兄弟がお釈迦様に甘茶をお供え

普段は人影も少ない休日の若桜街道も今日は大賑わいだった。

お昼は、パレットタウンの2階にある、カレー屋さんで美味しいオムライスカレーを食べた。お寺に帰ると夕食は、「今日は、カレーにしたけ~」と・・・。

4月28日(木)

2011年04月28日コメントをどうぞ

*「レンタルして頂いているガスストーブの件ですが、どういたしましょう・・・」と鳥取ガスさんから電話がかかってきた。しまっておく場所もいらないしレンタルの方が得だと言う事で、近年お寺のガスストーブはレンタルしている。
例年だともうかえしている頃だなぁと思いながら、「今年はまだ寒いのでもう少し」とお願いし連休明けくらいまで延長してもらった。

いまだ活躍するレンタルのガスストーブ

今日お会いした農家の方が、「おしょ~さん。桜の花が長持ちするような年は農作物がいけんですだが~」と言われた。桜の花が長持ちすると言う事はいつまでも寒いという事で、農作物にも影響が出るらしい。

確かに今年は急に暖かくなって、遅れていた花が一気に開花し、その後また寒くなり花が結構長持ちしていた。「ぱっと咲いて、ぱっと散るこれが本来の桜で すわ~。人間も~・・・」と笑っておられたが、5月の連休までストーブがいるような年は、先が思いやられるような・・・。でも、人間はじっくりしぶとく咲 いてボチボチ散りたい・・・。

明日は、若桜街道を歩行者天国にして行われるイベント『はなのまつり』で、鳥取仏教会として、甘茶のサービスを行う事になっている。天気が回復して暖かくなればいいなぁ。

4月27日(水)

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*行徳の常忍寺さんで開かれた「修法師会」(日蓮宗の100日の荒行を成満したお坊さんの会)の総会に出席した。
会議に先立って本堂で法華経を約1時間半かけて読経し、東関東大震災で亡くなられた方々の供養もお勤めした。

読経三昧

御祈祷
お経は最初はゆっくり読み始めるが、段々とスピードが上がり、リズミカル木しょうを打ち、中拍子(ちょっと早い)、本拍子(かなり早い)と段々早くな り、大きな声で元気のいい読経となっていく。約20名でのお経と御祈祷は力強いものだ。まさにお寺は”パワースポット”。

だがしかし、普段あまり読まないお経の部分では時々舌が回らず・・・段々声が小さくなり・・・。。日頃の会話では舌が回り過ぎるのに・・・。

懇親の席では賑やかに、さらに大きな声が・・・。

4月26日(火)

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*学成寺の境内にチューリップが満開だ。♪咲いた~咲いた~ チューリップの花が~ な~らんだ~ な~らんだ~ 赤白黄色 どの花みても綺麗だな~♪  こんな歌、今の子供達は歌わない(知らない)だろうな~と思うと、チューリップの花が寂しげに見えた。人間も、”どの花(人)みても綺麗だな~”と咲き たいものだ。

なかなか咲かない住職・・・

チューリップというと、♪あ~だから今夜だけは~ 君を抱いていたい~ あ~明日の今頃は~僕は汽車の中ぁ~♪ 懐かしの名曲『心の旅』を思い出す。当 時この曲でリードボーカルをとっていた長髪でかっこよかった姫野さん。数年前鳥取でのコンサートでオジサンになった姫野さんをステージで見たが、誰だか分 からなかった・・・。あっという間の30年・・・。

以前大阪から法事で来られた方に、「今日は汽車で来られたんですか」と聞くと、そばにいた子供さんが「汽車ってなに」と聞いていた事を思い出した。
一瞬ムッとしたが、残念ながら県庁所在地鳥取市には電車は走っていない・・・。時代はあっという間に流れていくが、鳥取は流れになかなか乗れず・・・♪汽車の中ぁ~♪

4月25日(月)

2011年04月25日コメントをどうぞ

*夕べ、梨花ホールでスターダストレビューのコンサートを観に行った。デビュー30周年記念という事で、3時間半で30曲を歌い上げる動のライブだった。3時間半で30曲、先日の娘とのシダックスでの6時間、1人33曲とどっちが凄いかと・・・。

「今回のツアーは30曲を演奏するので、一番の問題は、僕のMCです。3分たったら舞台袖の赤いランプが点灯します~」と言いながら、MCといい演奏といい、相変わらずの根本要ワールドさく裂の熱いステージだった。

今回演奏した、『木蓮の涙』はアコースティックバージョンで、せつなく熱く歌いあげる要さんのボーカルに感動した。思わず一緒に絶叫したくなった・・・。

前回は2階席も一杯、前々回は3階席も観客が入っていたと思うが、今回は1階席のみ満杯だった。するとコンサートの最後に、根本要さんが、「昔は3階席 まで満員だった時もありました。今回は2階席3階席の方々は御都合が悪く来られなかったようで~。でも大丈夫です~僕たちはどんな状況でも目一杯演奏しま す~。僕たちは明日東京に帰りますが、心は鳥取においていきます。今日は都合が悪くて来れなかった2階席3階席の皆さんにも宜しくお伝え下さい~~」と笑 いを誘いながら、コンサートは幕を閉じた。

要さんがMCで、「薬師寺のお坊さんの前でコンサートをしました。お坊さんの乗りは横に手を振る乗りじゃなくて、木魚を打つ縦ての乗りですよね~。お坊さんの前で緊張しました~」と言うので、今日もここにお坊さんがいるんだけどな~と・・・。

歌った30曲が書かれたパネル。と怪しいツーショット・・・。
先日は辛い事が重なったが、元気を呼び起すひと時となった。

4月24日(日)

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*午前中若桜町の蓮教寺で小祥忌の法事を勤めた。3ヵ月の赤ちゃんを筆頭に孫さんが大勢で賑やかな法事となった。行年90歳のおじいちゃんで、80過ぎても矍鑠として自転車で若桜の町を走っておられた姿を思い出した。やはり法事は賑やかが良いなぁと思った。
お墓から帰る時、缶ビールの蓋が開いてないのに気付いたので、「飲めれん~って、いよ~られますよ」と言いながら蓋を開けてあげた。

蓮教寺境内のしだれ桜は少し花を残していた。春を惜しむ、なごり雪なら.ぬ”なごり桜”・・・。

4月21・22・23日(土)

2011年04月23日コメントをどうぞ

*県内の「布教師会」、「声明師会」という布教方法を研鑽する会と法要儀式を研鑽する二つの会の総会が米子市寺町にある実成寺さんで開かれ出席した。今 年が役員改選の年だったが、めでたく両会共すんなりと会長留年じゃなく留任という事で納まった。午後からは声明研修をした後、実習を兼ねた県内の住職の供 養法要(先師法要)を勤め無事閉会となった。

法要後声明師会会長さんからお話があり、「皆さん、カラオケではとても大きな良い声が出ますけど、今日の法要の声明の声は・・・頑張りましょう・・・~」とお言葉を頂いた・・・。

珍しく老僧とツーショット

法要

*お昼に食べたお弁当は「ようかい弁当」で、ぬりかべや目玉オヤジ、いったんもめんなどを型どった面白いお弁当だった。隣で食べていたおしょうさんが、「こりゃ~タイガースの弁当かぁ~」と。確かに黄色と黒色がふんだん使われていた・・・。

研修中

*米子にいる時、奥さんの里の弟が亡くなったと連絡があり急きょ福山へ直行した。なんと脳出血で49歳の旅立ちだった。しかも母親と病気療養中の妻さら に高校2年生のひとり息子を残して・・・。「人の命は無常なり、入る息は出ずる息を待つ頃なし、老いたるも若き事も定めなき習いなり・・・」という日蓮聖 人の言葉が浮かんだが・・・。あまりにも厳しい現実に・・・言葉を失った。

納棺の時、業者さんが「ここのお宗派は旅立ちではありませんので、旅も草履も脚絆も付けてあげなくて結構ですよ」と言われたが、親族から、「そう言われ てもな~、足袋や草履が無かったら歩きにくかろ~」と声があがり、結局お棺に入れてあげる事になった。我々お坊さんはどれだけ送られる方々の意にそえる事 が出来るか考えさせられ、義弟がいろんなメッセージを送ってくれているような気がした。

今日の法事をお勤めする為、夕べ夜中に帰ってきて、今日は無事に法事を勤めさせて頂いた。

4月20日(水)

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*港町賀露町の石垣のある道を歩いていると、石垣の隙間からタンポポの葉が生えているのに気がついた。月並みではあるけど、まさに雑草のたくましさを垣間見た。

昨日若桜に行く道中NHKラジオで、「子供の成長は親次第、親がたくましくないと子供もたくましく育ちません」などと言っていたが、昔の子供はほってお いてもそれなりにたくましく育ったもんだと、昔子供だった私は思った。これからもたくましくありたいものだが、うちの奥さんと母はたくましすぎる・・・。

4月19日(火)

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*代務住職を勤める若桜町の蓮教寺へ行った。本堂を掃除した後境内をウロウロしていると、隣の正栄寺さんの本堂の裏にまだ雪が少し残っているのを見つけ 早速シャッターを押した。その雪のそばには桜が満開で、冬と春が同居している風景はなんとも面白かった。が、雪がたっぷりあった今年の冬は全く面白くな かった。ギックリ腰のせいで山に上がれず・・・。
蓮教寺の境内のしだれ桜も満開で綺麗だった。

花と・・・

学成寺に帰ると檀家さんが来ておられたので、若桜町の桜の話をしていると、携帯で写された桜の写真を見せながら、「おしょ~にんさん。桜の花は何色だと 思われます~」と尋ねられたので、「桜色!ピンクですかね~」というと、「残念ですけど、桜はつぼみの時はピンク色ですけどな~、花が咲くと花ビラはほと んど白色なんですよ~。ピンク色なのは梅の花ですわ~」と笑っておられた。そう言われれば確かに白いかもしれない。でもやはり桜は桜色でいいなぁと思っ た。ところで人間は何色だろう!?。

しかし若桜町とはなんとも良い名前の町だ。だがしかし、人口4000人ほどの過疎の町。昔若かった桜の町か・・・。