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10月17日(水) 海のきげん

2012年10月17日コメントをどうぞ

*漁港のある賀露町の檀家さんへ月回向(月命日のお経)へ伺う道中、道路沿いの河口の方へ大型の漁船が入って来ているのが見えたので、車を止めて写メで撮りながらしばし船を見ていた。

おそらくカニなどと獲りに行く漁船で100トンクラスだと思う。しかし、なんで鉄の塊が海に浮くのか不思議だ・・・。

帰ってから、インターネットで「浮力」を調べてみたが、「海に船が浮いたり、プールに入ると体が軽く感じたり、池に投げた石がゆっくり沈んでいくのは、水中には浮き上がらせようとする力があるからです。この力浮力と言います」。このへんまでは分かったが、さらに難しい公式やアルキメデスの原理とか出てきて、サッパリわからず・・・。

私も家庭内で、別の意味で”浮いている”時があるが、この時の浮力は・・・。

*お経に伺った檀家さんも以前は大型船を持っておられ漁に出ておられた。お経のあとお茶を頂きながら、海の男の御主人とそれを支えて来られた奥さんの微笑ましい姿を前に、吉田拓郎の曲『都万の秋』が思い浮かんだ。

♪イカ釣り船が帰ると ちいさなおかみさんたちが エプロン姿で 防波堤をかけてくるよ♪

♪おかみさんは待っている 亭主の自慢話をね 黙ってイカを洗う亭主に 合槌うってね♪

♪海のきげんをとってきた 都万のおかみさんたち ひと荒れすりゃあ ひと年も老けてきた♪

吉田拓郎さんと組んで沢山の名曲を残している作詞者の岡本おさみさんは米子市の出身。そんな岡本さんが、隠岐の島の都万を舞台に書いたなんとも心温まる歌だ。

私は、海のきげんではなく、奥さんのきげんが気になる・・・。

10月16日(水) 夕陽を追いかけて

2012年10月16日コメントをどうぞ

*『お会式』ウイークが終わると、いよいよ秋が深まって来る。

夕陽が綺麗だった。学成寺の二階から大山もかすかに見えていた。綺麗な夕陽を見ると、いつもチューリップの名曲『夕陽を追いかけて』を思い出す。

学成寺の二階から 夕陽を追いかけて~

♪いつからだろう ~ 父は小言の~ たった一つもやめてしまっていた~ いつからだろう ~母が唇に~ さす紅を~やめてしまったのは~♪

♪沈む夕陽は~ 止められないけど~ それでも僕は~ 追いかけて行く~ 沈む夕陽を~追いかけて~ 死ぬまで僕は追いかけて行く~♪

心に沁み入る深い歌だ。夕陽を追いかけて、追いつく日は来るのだろうか、追いつきたどり着く先は西方極楽浄土か・・・。

そう言えば、最近娘や息子への小言がへり・・・、奥さんのさす紅など見た事がない・・・。

10月15日(月) 見逃したラストシーン

2012年10月15日コメントをどうぞ

*昨日の夕方、たまたまテレビを付けたら、チャンネルnecoの特集で『刑事物語』が連続で放送されていて思わず見いってしまった。ラストシーンで吉田拓郎の『唇をかみしめて』が流れはじめると感動は最高潮を迎える。はずだったが、曲が流れようとしたその時、玄関に来客が・・・。

今度こそはと、続けて放送された『刑事物語 りんごの詩』を見ていて、いよいよ感動のラストシーン♪ええかげんなやつじゃけ~ ほっといてくれ~えんさい~♪『唇をかみしめて』が流れ始めたその時、今度は部屋のふすまがガラっと開いて奥さんが入って来て、「これから、おばあちゃんがお風呂にはいられますからぁ~」と・・・。またしても・・・絶妙のタイミングで。もうすこし、”ほっといてくれ~えんさい~” と・・・思った。

前にも『刑事物語』の事は、このブログに書いたけど、ちょっとコテコテだけどやっぱりこんな人情ドラマはいいなぁと思った。人間が優しくなれる。私は火曜サスペンスドラマが大嫌いだぁ。

感動のラストシーン ♪ええかげんなやつじゃけん~♪

*今日は、町内の長栄寺さんの『お会式』法要に出仕し。これで11日から続いた『お会式』ウイークが終了した。

法要後、今年の春インドに行かれた長栄寺さんから、お釈迦様が悟りを開かれた場所の菩提樹の葉っぱと、お釈迦様が教えを説かれていた霊鷲山(りょうじゅせん)の石を見せてもらった。なんか、すごいパワーを感じ感動した。デジカメで写した後、懐に入れようかと・・・(*^_^*)

菩提樹の葉と霊鷲山の石

インドには行ってみたいが、飛行機と食べ物それに飲料水、さらにトイレ事情の事を考えると、とても勇気がない・・・。

法要前

 

長栄寺さんの庭にて

10月14日(日) 質素な衣

2012年10月14日コメントをどうぞ

*学成寺の『お会式法要』をお勤めした。

お会式法要は質素な袈裟衣をまといお勤めする。「この袈裟って、”ビルマの竪琴”の水島上等兵みたいでしょ~。ビルマのかけごとじゃないですよ~」と余計な事を言いながら衣を着用した・・・。

ビルマの竪琴・・・

出座するお坊さんは、31年前の日蓮聖人700遠忌(年忌)の時に全国5000ヶ寺の日蓮宗寺院に配布されたおそろいの衣を着用してお勤めするが、これは墨染めの衣といって日蓮聖人が着ておられた質素な衣を再現したものだ。

おそろの衣

法要後、「700遠忌の年の春、私は学校を卒業しお坊さんの資格を得る為の”信行道場”に入場しお坊さんとなりました。以来31年。歳がバレますよね」てな話から、日蓮聖人の一代記などをお話しし『お会式法要』を無事終えた。

日蓮聖人は比叡山で8万4千と言われるすべての経典を読まれ、それがすべて頭の中に入っていて、生涯それをひもときながら教えを説かれたわけで、スーパーコンピューターのようなすごい人だったという事だ。

そんな日蓮聖人の事を、壊れた蛍光灯(つくのに時間がかかり、ついても様子がおかしい)のような私が語るのは、おこがましい事だ・・・と思いながら『お会式』を終えた・・・。

10月13日(土) 御命日

2012年10月13日コメントをどうぞ

*晩年の9年間を山梨県の身延山ですごされた日蓮聖人は、9月の下旬に千葉県にある御両親のお墓参りと、自ら”やせやまい”と言われた胃腸の病気を癒す為、常陸の湯(今の茨城県)での湯治を目的に山を降りられ、約10日間をかけて多摩川を渡り池上宗中公の屋敷(今の東京都大田区池上)に到着される。

そしてその地で、「九ヶ年が間、心安く法華経を読みし山なれば、墓をば身延の山に建てさせたまえ、日蓮が魂は未来歳までもこの山に住むべくそうろう。日蓮の教えを請う者は、この山を元として参るべし」という遺言を残され、731年前の今朝8時ごろご臨終をむかえられた。おん歳61歳の波乱万丈の一生だった。

という事で、今日は日蓮聖人の御真骨を安置される馬場町の芳心寺さんの『お会式』法要に出仕した。

法要後、衣をたたみながら、長老のK龍院さんが大きな声で、「どっこいしょ~ォ」と言われた後で、「やっぱり歳には勝てませんな~」と。つかさず私が、「ほんと歳と、奥さんには勝てませんよね~」と・・・。いったい、何には勝てるんだろう・・・。

芳心寺さんの『お会式』法要

 

 

10月12日(金) サルピス

2012年10月12日コメントをどうぞ

*今日は馬場町の完龍院さんの『お会式法要』。6人のお坊さんでお勤めした。毎回完龍院さんでは法要中ハプニングが起るが今回はわりと軽めのハプニングで・・・。

法要後、ペットボトルのカルピスが出ていたので、私が、「醍醐味をインドの言葉でサルピスって言うんですよね。それをもじってカルピスと名付けられたんですよね」と言っていると、H慈院さんが、「はぁ、サ・サ・サルピスかな、なんだぁ、ダルビッシュって聞こえましてな~」と。みんなで大笑い(*^。^*) 確かに似てるかも・・・。ダルビッシュ選手は野球界の醍醐味かも。

イス席となった控室

*注、「醍醐味」とは、牛乳がヨーグルトとなって味が凝縮されて行くさまを乳味・酪酥味(らくそみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味(だいごみ)といい、後になるほど美味になり、最後の醍醐味が最高の味となる。それをお釈迦様の教えが順をおって段々と真実の教えをの事を説かれて行く事に譬え、最後に説かれた法華・涅槃経を醍醐味という。

素晴らしい体験をする事を醍醐味という。毎日が醍醐味・・・!

 

10月11日(木) 枯れた心 

2012年10月11日2件のコメント

*日蓮聖人の御命日法要『お会式』(日蓮聖人にお会いする式という意味)法要ウイークが始まった。今日から15日まで、近隣の日蓮宗寺院で営まれる法要をお互いがお手伝いし合いながらお勤めする。

法要前

今日は馬場町の本慈院さんでの法要に出仕した。

無事法要が終わり帰る時、本慈院さんの境内の松の木が茶色になって枯れているのを発見し、「ここまで全部茶色になると妙に綺麗ですよね~。ブログに載せようかな」と言いながらデジカメで撮っていると、そばにいたH心寺さんが、「きっとブログの最後のオチに、”私も枯れないようにしたい”って書かれるんでしょ~」と。私の枯れた心を読まれてしまった・・・。

見事に!?枯れた松の木

10月10日(水) 鉄人

2012年10月10日2件のコメント

*首位巨人から31、5ゲーム離され借金(負け越し)20で5位に終わった昨夜の今シーズン最終戦、43,106人今季最高の大観客で埋まった総本山甲子園球場。阪神ファンはなんて温かいんだろう(ヤジもきついけど)!

金本選手の引退セレモニーは実に爽やかだった。「10歳からボールを握り、あこがれのプロ野球選手となりましたが、想像以上に厳しい世界で、最初の3年は凄く苦しみました。しかし、最初の苦しい思いをした3年間は僕の人生の財産です」

ノーベル賞を受けた山中伸弥さんが「1回成功するのに為には、10回失敗する。挫折の繰り返しで泣きたくなるような20年間でした。そのお陰で今があります」。

どちらも同じような事を。私も頑張りたい(*^_^*)

金本選手の大きな声での、「夢をありがとうございました」という言葉でセレモニーの挨拶は終わったが、その言葉は、そのまま金本選手にも送りたい。

現役最後の打席

 

最後に「夢をありがとうございました」

 

グランドを一周

10月 9日(火) 洗車道具も

2012年10月09日コメントをどうぞ

*秋晴れの爽やかな日だった。夕方になって洗車をした。洗車道具はもちろん・・・

洗車道具・・・

今年のタイガースの事は水に洗い流したい事ばかりだが、現実は現実・・・。しっかりと受け止めたい (*^_^*)

負けるチームがあるから、勝つチームもある。これが勝つチームばかりだったら何事も成り立たない。と思うが、結局負け惜しみ・・・。

タイガースの心配より、自分の心配をした方がよさそうだ・・・。

 

10月 8日(月) カーネーション 

2012年10月08日コメントをどうぞ

*夕べ、ライブハウス「アフターアワーズ」で、『カーネーション』という名前のロックバンドのライブを観に行った。カーネーションという名前は可愛らいしいが、メンバーは全然可愛くないオジサンバンド。

1981年に『耳鼻咽喉科』というバンド名でデビューしていたが、この名前ではチケットが売れない(どう考えても売れそうにない・・・)という事で、『カーネーション』に改名しその後メンバーチェンジを繰り返しながら活動を続けているとの事。ベースの大田譲さんが鳥取出身で、私の友人が大田さんと同級生だという事で誘われ急きょライブに行く事になった。

何と追っかけのファン15人くらいが最前列に陣取り、一緒に口ずさみリズムをとっているのに驚いた。とてもついていけなかった・・・。

カーネーション

*今日は『体育の日』だが、お寺は『法事の日』!?で、満中陰忌の法事をお勤めした。

夕べはカーネーション、今日は境内にコスモスが咲く穏やかな法事日和・・・だった。

コスモスは穏やかだが・・・