*歌謡ポップチャンネルの『ソング・フォー・ユー あなたに会えてよかった』を見た。今回は久本雅美さんと、「大阪のパワーは地ベタからわいてくるんですよ~」と語る歌手ボロさんとのトークと歌がとても面白かった。
ボロという名前は、16歳の時の日記に「僕の名前はボロや、ボロボロのボロや。自分は底辺や、底辺の人間や。それで人の苦しみや悲しみを歌っていくんだ」と書いたのが由来との事。
「大阪弁の歌をつくりたい。大阪で生まれた女は世界一カッコええんねって事が言いたかった」という思いから、23歳の時につくったのがあの名曲『大阪で生まれた女』。
久本雅美さんがボロのギター引き語りで歌った『大阪で生まれた女』は、なんとも味わい深かった~(*^。^*)
そもそも、この歌はボロさんが書いた”長編恋愛小説”で18番まである曲。そのあらすじは・・・
ある高校生のカップルが卒業式を終えたあと、年齢を偽って「俺らふたりの卒業式せえへん」と誘いディスコで踊り明かした事から始まる。踊り疲れたディスコの帰り道、彼は夢を追って「ミュージシャンを目指し上京するから、ついてきてくれへんか」と彼女に胸の内を打ち明けるが、大学進学が決まっていて決心がつかなかった彼女に断られる。
彼はひとりで東京での生活を始めるが、彼の事がどうしても忘れられなかった彼女は両親に書置きを残し彼の元へやってくる。しばらく貧しいながらも幸せな生活が続くがいつのまにか彼との間にスキ間風が生じるようになり、やがて彼女は彼を東京に残しひとりで大阪へ帰ってしまう。赤いバラの大好きな素敵な彼女だった。
大阪に帰った彼女にはやがて新しい彼が出来て結婚し子供も出来幸せな日々をおくる。そんな折、ようやくミュージシャンとして目が出た彼が東京でコンサートを開く事を知る。
そして、そのコンサートの当日。楽屋に一通の手紙を添えた赤いバラの花束が届く。「夢をつかんだひとへ おめでとう 大阪で生まれた女より」と・・・。