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 2月20日(水) 水行

2013年02月20日コメントをどうぞ

*行徳の常忍寺さんで営まれた毎年恒例の『水行祈願祭』に出席し司会を勤めさせて頂いた。

この行事は、2月の10日に100日間の荒行(一日七回の水行に読経三昧)を終えた修行僧数名を招き営まれる祈願祭。まずはじめに修行僧が境内の水行場で水行をして身を清め、その後祈願祭が営まれる。

やはり荒行を終えたばかりのお上人さん方は、霊気漂うというか何かしら張りつめた雰囲気を持っておられ、とてもありがたい身の引き締まる水行に御祈祷だった。私もかって数十年前に荒行を経験してはいるが、いまや霊気どころか怪し気に・・・別の意味で張りつめた生活を・・・。

最後に司会の私が出しゃばって・・、「今日は雪景色になりました。雪という字は物事を清浄にするという意味があります。法要中のお経の文句に、天清浄・地清浄・内外清浄・六根清浄・神通力故・増益寿命、天も地も清浄、内も外も清浄、体も清浄のとき、神仏の加護の故に寿命をさらに賜るとありましたように、今日は清浄な荒行僧さんからパワーを授かり、皆様身も心も清浄になりました。今日の日が普段気付かずにいる事に気付く日となれば幸いです」などなど、のべて閉式とさせて頂いた。

数人の方から、「あれ、学成寺さん。今年は行僧さんと一緒に水行をされるって言っておられましたよね~」と声をかけられ、「あ、えっ、いや・・・数年前までは一緒に水行させて頂いてましたが~。水行しなくても、毎日家出は冷や水を・・・」と。そう言えば去年そんな事を言ったかもしれないと思いだした。が、都合の悪い事はすぐ忘れ・・・。

水行前に肝文(経文)を唱え

 

水行!

力強い読経

 

怪しい司会者・・・

 

 

 2月19日(火) ♪アン~ジェ~♪

2013年02月19日コメントをどうぞ

*先日の『ノマド』さんの4周年記念ライブのラストを飾ったカマタニさんがアコースティックギターとウッドベースをバックに歌いあげたローリングストーンズの懐かしの名曲『悲しみのアンジー』を思い出し、999円の値段にもつられブックセンターコスモでストーンズの輸入版ベスト盤CDを買ってしまった。

CDを見つけた奥さんが、「なんですかぁ~これはぁ~」と・・・そっけない反応。「音楽にはねェ~、人それぞれ思い出の映像がついて記憶に残っとるんですけど~」と言ってみたものの・・・。

中学生の頃の思い出の映像に「なんですかぁ~これはぁ~」が上書き保存され、今日から『悲しみのアンジー』の思い出映像が・・・。

♪アンジェ~ アエェ~ジェ~ あの雲はいつになったらなくなるだろうか アンジェ~ アエェ~ジェ~ 僕たちはこれからどこへいくんだろうか アンジェ~ アエェ~ジェ~♪ (-_-;)

999円のCD

元々収録されていたアルバムのタイトルはたしか『山羊の頭のスープ』で、ジャケットにはグロテスクな山羊の頭のスープが・・・当時素直で純真な中学生!?だった私には衝撃的だった。

 2月18日(月) ノマド

2013年02月18日2件のコメント

*夕べ、若桜街道沿いにある洋食&ビアホール『ノマド』さんの4周年記念ライブパーティーに行った。チケットには「出演者ナイショ」と書かれていたが、地元で活躍するマッチボックス、ゴールデンアワーズさんやノマドのオーナーパンチョさんのバンド山白リバースなどの熱く渋い演奏と美味しい料理を堪能した。

演奏する人が奥のスペースに閉じ込められたような、およそライブには向かないお店の構造なんだけど、そんなハンデなど吹き飛ばすかのような演奏と客のノリで、あっという間に夜も更けて・・・。あやかっていろんなハンデを吹き飛ばしたい(*^。^*)

体は、スキー学校の後でガタガタだったが、楽しいひと時だった。やっぱり音楽は素晴らしい♪

パンチョさん渋すぎる!

 

チケットには、出演者ナイショと・・・

 

2月17日(日) スキー学校

2013年02月17日コメントをどうぞ

*今日は氷ノ山スキー学校のお手伝い。今日の生徒さんは関西方面(姫路・三田・神戸・京都など)のNASスポーツスクールの子供たち。インストラクターというと聞こえがいいけど、なんの事はない一緒に滑っているぐらいのもの(^o^)v

私の班は小学校3年から6年までの7名の男の子。スゴイ元気で、「せんせ~、早くすべろ~、早くすべろ~」と。「あんまり調子に乗るとあぶないよ~」と言いながら、私の方が調子に乗って・・・。帰る時、「楽しかったぁ~」と言ってくれたのが、何よりだった。

しかし、小学4年生の子が、「5年になったら塾に行かないといけないから、サッカーが出来なくなるんだぁ~」と。なんとも・・・私も頑張りたい。

後は、数日後の筋肉痛を待つのみ・・・(^o^;)

4班全員集合!

 2月16日(土) 宇宙船地球号

2013年02月16日コメントをどうぞ

*今日は日蓮聖人のバースデーお誕生日。もし生きておられたら791歳という事になる・・・。考えてみたらもし日蓮聖人がおられなかったら、今の私の命の御縁は無い事になる。いろんな意味でお祝いしたい!

*「地球は秒速約30キロのスピードで移動しており、隕石も高速で移動する。両者が衝突するとものすごいエネルギーが生じる」などと書かれているロシア中部での隕石落下を伝える新聞記事を読みながら、以前聞いた宇宙船地球号の話を思い出した。

宇宙船地球号は1300キロで自転しながら、約10万キロの速さで太陽の回りを回り、さらに地球がある太陽系も同じくらいの速度で移動しているという話だ。これは現実には違いないが、なんか実感がわかない。

その事を知った子供が母親に「地球ってもの凄いスピードで回りながら動いているんだよ~」というと、母親が、「そんな危ない乗物に乗って遊んではいけませんよ~」。こちらは妙に現実味がある話だ。今回の隕石落下は遊びの度合いが過ぎている人間への警告のようなきがしてきた・・・。

*午前中、月回向に大祥忌の法事、午後は13回忌の法事をお勤めした。午前中の法事では、小学校1年生の女の子と幼稚園児の男の子さんの兄弟の笑顔がなんとも可愛く。この笑顔がおばあちゃんへの何よりの供養のような気がした。そんな子供さんの姿を見ながら、『昔はみんな 子供だった』と・・・。

 2月15日(金) キター

2013年02月15日コメントをどうぞ

*今日はお釈迦さまが亡くなられた日で鳥取市仏教会会長さんのお寺『一行寺』(浄土宗)さんで『涅槃会』という法要が営まれ参列した。

『涅槃』(ニルバーナ)とはロウソクの火がふっと消されたような状態で、何事にも執着せず、とらわれず、穏やかな”無”の状態の事、そういう状態になれれば、何事も正しい判断が下せるという事。出来れば生きている時にそういう状態になりたいが・・・。そう言えば全然関係ないけどニルバーナというロックバンドがあった。

本堂にはお釈迦様の亡くなられた時の様子が書かれた大きな涅槃図が飾られていた。涅槃図にはお釈迦さまが北を頭にして横たわり、回りに人間や動物やなんだかわけのわからないようなものまでも描かれ、すべてのものがお釈迦様の亡くなられたのを悲しんでいる様子が描かれている。

お釈迦様は、命の根源の水をはぐくむ”シバ神”がまします山の方へ敬意を表し頭を向けられて亡くなられた。その方角が北だった。

北枕は嫌われるが、ただ単にお釈迦さまが亡くなられた時、つまり死をむかえられた時に北を向いておられたので、死イコール北という事で嫌われるが、なぜ北を向かれたかが分かると全く問題ない事が分かる。それに磁場的にも北を向いて眠るとよく眠れ、体にも良いらしい。

そう言えば以前、コーラのCMに登場する織田裕二さんがCMの中で「キター」と叫んでいたような・・・。キタ違いで、これまた全然関係ない・・・。

本堂の御本尊阿弥陀如来様の両脇に祀られる観音・勢至菩薩様が前に傾いておられるので、「なんで傾いておられるんですかね~」と尋ねたら、「ほんとうですね~、あまり考えた事もありませんわ~」と・・・。私もあまり考えない事にした・・・。

涅槃会法要中

 

涅槃図に群がる・・・

 2月14日(木) 石川鷹彦

2013年02月14日コメントをどうぞ

*夕べ、市内のライブハウス『アフターアワーズ』で石川鷹彦さんのアコ-スティックライブを観た。

石川鷹彦さんはアコースティックギターの神様的な存在で、吉田拓郎・かぐや姫・風・イルカ・アリス・さだまさしさんなどのバックでギターを弾き、ギタリスト、アレンジャーとしてフォークシーンを語るには欠かせない存在のギタリストだ。

「僕は結構短音のギターが好きなんです。メロディーに気持が乗るんですよ~」と言いながら、『22歳の別れ』 などフォークの名曲や、心がとろけるような優しいメロディーのオリジナル曲が演奏され、インストメンタルなのにほんとにギターが歌っているかのように聞こえ、温かくてきらびやかな美しいギターの音色が心に沁みた。ゲストボーカル多田周子さんとのコラボの『旅の宿』には、思わずボぉ~と口を開けたまま聞き入ってしまった・・・。

意外だったのは、石川さんの軽妙なお喋り。『リンゴ』(吉田拓郎)の演奏の時には、「あんまり激しい演奏をすると皆さんも血圧があがり危ないですからぁ」と。すると私の隣にいた方が、「お坊さんがいてはりますから大丈夫です~」と・・・。

フラットマンドリンも演奏されていて、「段々いい音が出るよになりましてね~、まぁ弾く人もいいですけど~」と。新品のように綺麗だったけど、なんとギブソン製の101年ものとの事だった。

人間も負けずに、歳を積み重ね良い音を奏でたいものだと思った。が・・・私の場合どうも不協和音が多くて・・・。

あんまり飲めないビールを調子に乗って飲んでいたら、おしっこが近くなり曲の合間に休憩時間に何度も・・・。休憩時間にトイレに入っていて、ノックされたので、「入ってますぅよ~お~」と言って、出てみたら外には石川鷹彦さんが・・・。おもわず、「あっ、ど・ど・どうも」と。にわかに親近感を覚えた(*^。^*)

軽妙なお喋りも

 

101歳のフラットマンドリンを奏でる

 

嬉しいツーショット!

 2月13日(水) 奈落・・・

2013年02月13日コメントをどうぞ

*ちょうど今日が四十九日になる方の満中陰忌法要をお勤めした。昔は法事などの供養は御命日や節目のその日に勤めていたという事だが、最近は仏様の都合よりも人間様の都合やお坊さんの都合優先しで撮り越して勤める場合が多くなった。しかし今日は仏様と人間様そしてお坊さんの都合がピッタリということになった。行年96歳のおばあちゃんも喜んでおられる事だろう。

満中陰忌ではいつも六道や十界の話をするが、今日も、「六道や十界は亡くなってから行く所ではなく、生きている今の心の動きを表したものです。刹那という言葉がありますが、刹那とはインドの時間の単位でなんと75分の1秒を1刹那というんです。私達の心は1秒間に75回もコロコロコロコロ怒ってみたり笑ってみたり、泣いてみたりするってことなんです。という事は、いつまでも悪い事ばかりではないけど、いつも良い事ばかりでもないってことですよね。---中略---天上界の一番上を有頂天と言います。一番上まで来たと喜んで調子に乗っていると、一気に奈落(ならく)の底へ。地獄の事を奈落って言うんです」などと・・・。他人事ではない、心したい。が・・・調子に乗り過ぎコロコロと・・・。

 2月12日(火) お葬儀

2013年02月12日コメントをどうぞ

*82歳で旅立たれた男性のお葬儀をお勤めした。2度にわたる大きな病(やまい)を乗り越えられ、頑張ってこられたおじいちゃんだった。先月の穏やかな日、袋川土手を狭い歩幅でゆっくりゆっくり散歩しておられた姿やお盆のお経に伺った時の優しい笑顔を思い浮かべながらお勤めさせて頂いた。お通夜の時、「追善供養の追善とは良い事を思いだしてあげるという思いが込められています。どうか皆様の心の中にある故人の一番良いお顔一番良いお姿を思い浮かべてあげて下さい」などとお話しさせて頂いた。私の時は一体どんな顔を思い浮かべてもらうんだろう・・・。

鳥取消防局での長年の功労により、瑞宝双光章を叙勲されており、お戒名に瑞法という字をさずけさせて頂いた。

一昨日お会いした時、喪主を勤める息子さの頭髪は長かったのに、お通夜に行くと綺麗に丸刈りにしておられた。「すみません。私がこの頭で・・・どちらがお坊さんだか・・・」と・・・。

お葬儀

 2月11日(月) 一杯の砂糖湯

2013年02月11日コメントをどうぞ

*昨日、昨年の11月1日から千葉県市川市にある法華経寺で行われていた100日間一日七回の水行を行う『日蓮宗大荒行』が終わった。私が修行したのは昭和57年度だったのであれから早数十年・・・。

その時、年配の修行僧さんが、「ここの修行場にいれば、寒さと空腹と足の痛さを我慢していればいい、世間にいると様々なしがらみが・・・。ここほど楽な所はない」と言っておられたのを思い出す。その時はそんな事はないと思っていたが、年々その言葉が重くなり・・・。今や毎日が家庭内荒行で・・・。

修行中御本尊様に、朝一番のお茶をお供えする当番になった時、普段は入れない炊事場に入り、回りに人がいないのを確認し、こそっと茶碗に砂糖を一つまみ入れてお湯を注いで飲んだ時、暖かくて甘い砂糖湯に、世の中にこんな旨いものがあったかと思った。ほんとにそう思った。

そんな事を思いだして、台所で砂糖湯を飲んでみたが、美味しくない。これは幸せな事なのだろうか・・・。

*先日テレビ番組で吉田拓郎さんと沢田研二さんの対談番組があった。吉田拓郎66才、沢田研二64歳・・・。拓郎さんは自分が若い頃にそうとう年寄りだと思っていた年代になってみて、あらためて自分の軽さに愕然としていると言うような事を喋っていた。大人は嫌いだ、おれは大人にはなりたくないってな事を言っていた頃の拓郎さんがなつかしい。沢田研二さんは、一瞬小室等さんかと・・・。でも、ふたりとも今尚若い!

私も、自分の軽さに・・・。

吉田拓郎&沢田研二