*午前中八頭町落岩の檀家さんで大祥忌(3回忌)の法事を勤め、市内へ出て後席のあと、船岡町殿村の檀家さんの家へ行き、お墓に参り納骨供養を勤めた後、その足で学成寺へ来て満中陰忌供養をお勤めし、あと後席にも座らせて頂いた。
落岩の檀家さんでお墓参りに行く道中の路地に昔懐かしい五右衛門風呂が置いてあり、「私の子供の頃はうち(お寺)も五右衛門風呂でしたよ」と話が盛り上がった。
板の上に乗りながらお湯につかったので、結構緊張感を持ちながらの入浴だった事を思い出した。そう思うと今はすべてにおいて、全く緊張感のない生活をおくれている事に感謝しなければと思った。家庭内は時々緊張感があるが・・・。
午前中の法事の後席会場で床の間に十三仏が掛けられていたのを見られた方から、「これはなんですか」と尋ねられたので、「これは、初七日から四十九日、百ヶ日、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌そして17回忌の節目をつかさどる仏様と菩薩様です」と答えながら、「マンダラは集まるって意味なんですよ」と話をさせて頂いていた。だがしかし、帰ってから確認したら、13回忌の後は17回忌でなく、33回忌である事が判明した。ここにお詫びして訂正を・・・。
午後の法事の後席でも、質問に答えていたらドンドン脱線し、ついにはお盆の話になり、独演会状態に・・・。最後は、「いつも家では、言っている事とやっている事が違いますとおこられています」と言う事でお開きに・・・。
午後の法事の故人は、いつも素朴な質問を投げかけて下さる方だった。以前お逮夜供養に伺っていた時、「故人は今ごろ何処におるんでしょうかね」と尋ねられ、最後は「私も死んだ事がありませんので分かりませんが」と言いながら、私なりに答えさせていただいた事があったが、御自分が故人となられた今、「おしょうさんの言ってた事と違いますな~」と言われているかもしれないなぁと思った。
なつかしい五右衛門風呂!