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11月19日(月) 木枯らしに抱かれて

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*昨日東京で冬の訪れを告げる『木枯らし1号』が吹いた。去年より23日も遅いそうだ。

「そんなもん我が家では毎日吹いとるしぃ~1号があるって事は2号もあるんだろうかぁ~」と言いながら、『木枯らしに抱かれて』という曲が思い浮かんだ。

小泉今日子さんの歌としてヒットしたが、ひねくれ者の私は元々のアルフィーの方が好きだ。でも、木枯らしなんかに抱かれたくない。それでなくても・・・。

11月18日(日) きれない

2012年11月18日コメントをどうぞ

*午後、行年が今の私と同い年の方の7回忌の法事をお勤めした。八頭町のお墓にもお参りしたが、紅葉が綺麗だった。お墓からの帰りの山道を歩きながらお施主さんと、「綺麗なものを素直に綺麗だなぁと思えることって、とても有難い事ですよね」などと話をしながらお墓を後にした。

*お昼に、たまたま見た『なんでも鑑定団』で、棟方志功さんの版画『二菩薩釈迦十大弟子』がなんと1億円!すご~い!

1億円の作品を見ながら、以前青森の友人が話してくれた『棟方志功記念館』の話を思い出した。記念館に入ると、棟方さんが版画について語った肉声が流れたそうで、その時の言葉は今でもちゃんと覚えている。

「愛しても 愛しきれない 喜んでも 喜びきれない 驚いても 驚ききれない 悲しんでも 悲しみきれない それがワダスの版画です」

友人が、「”きれない”ってけっして薄っぺらな喜怒哀楽じゃないんだよなぁ~。とことん生き様を問いかけ、一生懸命生き抜いた結果なんだよなぁ~」と熱く語っていたのを思い出す。

「きれない」って深い言葉だ。

11月16日(土) 丸くなりたい

2012年11月17日コメントをどうぞ

*午前中、賀露町での月回向を一軒お勤めし、その後若桜町の蓮教寺へ行った。本堂を掃除していると早速、カメムシが御挨拶に・・・。カメムシが多いと雪が多いと聞くけど今年はどうだろう。

カメムシには「カメムシコロリ」という殺虫剤が一番!ひと吹きすると臭いを発生するまえにご臨終。奥さんの持つ「カメムシコロリ」のスプレーの口が一瞬こちらに向けられたような気がしたが・・・気のせいか・・・。

カメムシコロシはスグレモノ

*雨の境内で柊(ひいらぎ)の葉が目にとまった。

柊の葉は先がとがっていて触れると痛いが、樹齢を重ねた柊の葉は角が取れて丸くなると聞いた事がある。

人間もそうありたいと思う。が・・・。

*蓮教寺の前にあるダイニングカフェ『新』(あらた)さんでお昼ご飯を食べた。ふわふわ卵の出し巻き卵定食は、とても美味しかった。残念な事に写メを取るのを忘れてしまった。

ダイニングカフェ『新』さんの庭

 

11月16日(金) 詐欺事件

2012年11月16日コメントをどうぞ

*元阪神タイガースに在籍していた不動産会社社長塩谷和彦(38歳)が詐欺容疑で逮捕され、「生活が苦しくてやった」と容疑を認めているとの事。こういう場合、「元阪神タイガース一の選手」という肩書がつくが何とも言えない・・・。

塩谷と言えば、96年最終戦の中日戦で打ったプロ初本塁打は満塁弾。しかも同じイニングに新庄剛志も満塁弾を放っており、注目を集めた選手だった。だがしかし、なかずとばずでオリックスに移籍しその後戦力外通告を受け、韓国でもプレーしたものの、怪我で引退・・・。入団当初はいい選手だったが・・・。

私も戦力外通告を受けないように気を付けたい・・・。怪我にも気を付けたい・・・。

*先日、近くのスーパーマーケットで駅弁フェアをやっていて、有難いお弁当があった。

ありがたい駅弁・・・

『勝めし』弁当で、横に「めざさ日本一」と書かれていたが、その文字が、とってもむなしく見えた・・・。

食べようとしたが、喉に詰まりそうで・・・。

 

11月15日(木) リアルさ

2012年11月15日コメントをどうぞ

*秋元康さんが、AKBの事についてインタビューに答えているのをテレビで見て凄いと思った。

毎回ステージでサプライズを発表している事について尋ねられ、「何かが出来上がると、成長が止まります。AKBの基本は”壊す事”です」と。秋元さんは数々の名言があるが、これは(も)スゴイ!

今までにも、「努力は成功するための最低条件です」とか、

「人生、無駄なし。一見、無駄のように見えることも無駄じゃないってことです。寄り道や遠回りも、何か意味がある」などなど。

やはり、リアルに生きている人の言葉はスゴイ。お坊さんにかけているのはリアルさだ・・・。

11月14日(水) お葬儀に参列

2012年11月14日2件のコメント

*川崎市にある円融寺さんで営まれたお葬儀に参列した。口では言い表せないほどお世話になったお上人だった。東京の堀之内妙法寺で小僧をしている時にお会いしたのが始まりで、以来35年。世寿61歳での遷化(お坊さんが亡くなる事)、よもやこんなに早くお別れする事になるとは。とにかく御礼とこれからも宜しくお願い致しますと手を合わさせた頂いた。何はともあれ元気が一番という事だ・・・。

遺影を前に参列しながら、お元気な頃「人生はあっという間だ。愚痴をいってるヒマはないぞ~」と言われていた姿が思いうかんだ。

葬儀を終えて、帰りのタクシーに乗ってしばらく走ったところで奥さんが、「あっ、メガネ忘れたぁ~」と・・・。お陰で、お寺へUターン (^_^;)
愚痴を言っている暇はないけど・・・。

11月13日(火) 危険な言葉・・・

2012年11月13日コメントをどうぞ

*弥生町の本浄寺さんの『お会式法要』(日蓮聖人の御命日法要)の日だったが、家族全員が大変お世話になった東京のお寺さんのお通夜とお葬儀に参列する事になり、今上京の為、新幹線で、米原あたりを爆走中車中。

奥さんの隣に座り、なにげに携帯の写メを眺めていたら、先日呉の『大和ミュージアム』で潜水艦の中で撮った写真が出てきた。

・・・

『姿を見せない潜水艦は、その存在だけで相手を恐怖におとしいれる』。”潜水艦”のところを”奥さん”にも変えられるなぁと思ったが、今、その言葉を口にするには危険すぎる・・・。

・・・

『潜水艦乗りへの第一歩は己の艦を徹底的に理解する事から始まる』。こちらは”潜水艦乗り”を”家庭内での”に”己の艦”は”己の立場”替えられる。こちらは妙に現実味があるぞ・・・。

11月12日(月) 家族葬

2012年11月12日コメントをどうぞ

*月回向(毎月の御命日のお経)に伺った檀家さんが、新築された家への引っ越しをまじかにして、忙しそうにしておられた。「若いもんや~と一緒に住む事になってほんとに有難い事ですわ~。頼らないけんことは、素直にたよらないけんし、自分ら~で出来る事は自分ら~でせないけませんしな~。私ら夫婦は先がしれとりますけど、若いもんら~は先が長いですけ~、若いもんら~の方がエライ(しんどい)と思いますわ~」と言われるのを聞きながら、こういう謙虚な気持ちが3世代(孫さん入れて)同居の賑やかな家庭を築くんだろうなぁと思った。来月の新築の家での月回向が楽しみだ。

*午後、葬仙さんの家族葬用のこじんまりとした施設で家族葬をお勤めした。開式にあたり私が、「これより○○様のお葬儀を始めさせて頂きます。どうか故人の一番よいお顔を思い出して頂きながら、御一緒にお勤めさせて頂きたいと思います」と開式の言葉をのべ、最後も、私が「以上を持ちまして・・・」と司会者さんの役も・・・。

喪主さんの意向で会館での葬儀と火葬場だけお勤めさせて頂いた。72歳の旅立ちで故人は喪主さんの弟さんだった。

家族葬

11月11日(日) 笑いごとではない

2012年11月11日コメントをどうぞ

*今朝の読売新聞に、『第7回全日本小学生・中学生書道紙上展』の入選作品が載っていた。日本書芸院理事長さんの、「小学生は紙いっぱいに元気があふれ、堂々と書かれている事に驚いた。中学生は一段と落ち着きが出てきて”書ってスゴイ”とあらためて実感した。云々・・・」というコメントが書かれていたが、ほんとに、見事な作品の数々に感動した。

そんな素晴らしい作品を見ながら、以前法事で来られた檀家さんの親戚の方が私に、「ここのお寺さんは、子供さんの書道教室をしていらっしゃるんですか。子供さんの書かれた字が沢山張ってありますね」と言われた事を思い出した。すぐには「私が書いたんです」とは言えず・・・帰られる時に「あの~、これ実はぁ~全部私が書いた字で・・・」と。大笑いになった。が、私はひそかに、笑いごとではないと思っていた。小学生を見習いたい。

なんで、こんなに上手なのか・・・

11月10日(土) 青春とは・・・

2012年11月10日コメントをどうぞ

*今朝の日本海新聞の『海潮音』に、「なぜ歳を取ると、時間がたつのが早いのか」云々と、『ジャネの法則』の事がれていた。

私が知っていた、『ジャネの法則』というのは、10歳の子供の一年は10分の1。50歳の大人の1年は50分の1。なので歳を重ねれば重ねるほど1年が短く感じるというもので、これはなるほど~と思っていたが、ここに書かれていたのは、「生涯のある時期における時間の心理的な長さは年齢の逆数に比例する」と書かれていて、なんか分かりにくいぁと思った。

倉吉市で開かれている『時間旅行展』では、「記憶に残る事が沢山あった時間はゆっくり、何もする事がなかった時間はあっという間に過ぎ去ったように感じる」と説明されているそうだが、私は逆のような気がする・・・。

さらに、何事も好奇心を失わず、あたらしい事に挑戦し、感動する気持が1年を長くさせる。と書かれていた。これも逆のような・・・。

サミエル・ウルマンという人の詩『青春』が紹介され、「青春とは人生のある期間を言うのではなく、人の心の様相を言う。・・・人は希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる・・・」と書かれ、最後に「要するに気持の持ち方一つなのだ」と結ばれていた。これは全くその通りだと思った。

私の場合、青春まっただ中で、1年が長く感じると言う事だ・・・。いや、そうありたい・・・。そうであればいいなぁ・・・。

先日ブログに載せた、吉田拓郎さんの『虹の魚』という歌の歌詞が思い浮かんだ。

♪青春とは~ 激しい流れ~ 苦しくても~息切れても~ 泳ぐしか~ない~♪