*八頭郡若桜町のお盆経回りを帰省していた息子に任せ、八頭町日田でお葬儀をお勤めした。
93歳の旅立ちだった。遺影を前に、「おしょ~にんさん。わしは八頭町で一番早く車の免許をとったです」と、その当時職業運転手として、木炭で動かすバスを運転した時の苦労話を聞かせてもらったことを思い出した。
柩には紙で作られたハンドルが納められ、出棺の時息子さんの、「父は18歳で車の免許を撮り、88歳の誕生日まで70年ハンドルを握ってきました。最後はシニアカーを嬉しそうに運転してました」と語られる挨拶に、その姿が思い浮かんだ。暑い夏の日の宅葬だった。
昔ながらの野辺おくり
八坂の火葬場から若桜の蓮教寺へ戻ると、お盆のお経を終えた息子がいたので写真を撮った。カメラマンの奥さんが、「どっちが住職だか・・・」と。どっちも怪しい・・・。
どちらが住職・・・
お陰さまで、今年のお盆のお経回りを無事勤める事が出来た。ほんとにほっと一安心。ほんとに良かった。だがしかし、明日から21日まで近隣寺院の『盆施餓鬼法要』が始まる。
現在17時。蓮教寺でのお寺参り法要を終えて鳥取に戻ったが、これから市内の若桜橋詰で営まれている鳥取市仏教会の精霊送りに出かけます。